今週のドル円・・・・・

雇用統計まではレンジ取引・・・・

　先週金曜日の海外市場では、日銀の追加緩和見送りが尾を引いて、ドル円は120円台前半まで下落しました。その後、一旦は月末のポジション調整のドル買いが強まり、120円台後半まで値を戻す動きも見られました。

　しかし、週末に発表された中国の製造業ＰＭＩが予想を下回り、これが重石となって、東京時間早朝にドル円は再び120円台前半まで下落。日経平均株価も寄り付きから急反落してスタートし、その後も、ドル円の上値を抑える役割を続けました。

　今週は、週末の米・雇用統計を控え、連日、重要な米指標の発表が予定されており、数字に一喜一憂する神経質な展開が続きそうです。そう考えると、雇用統計発表前までは、119円台後半から121円前半でのレンジ取引継続が予想されます。

　又、本日のウィリアムズ・ＳＦ連銀総裁を皮切りに、イェレン議長、フィッシャー副議長、ダドリーＮＹ連銀総裁等、ＦＲＢ高官の発言も連日の様に予定されています。此方は、12月利上げ検討に言及する人が多そうですから、ドルの下値を支える役割を担いそうです。