ECBの次は日銀との期待で買われたが・・・・・
本日も、日経平均株価が急伸した事や、朝方、ユーロドルが一段安の展開となった事等がドル円を押し上げ、121円の大台乗せに迫る動きとなりました。しかし、まとまった利益確定売りが入った事や、日経平均株価が19,000円の大台に届かなかった事等から、その後、120円台半ばまで押し戻されました。
海外勢は、ECBが追加緩和の方向に舵を切った事を受けて、次は日銀との期待感を強めている模様です。この為、ユーロとともに円も売っていた感は否めませんが、冷静に考えると、日銀さんが、来週、追加緩和に踏み切る可能性は5分5分を超えてはいないと思われます。
一方、ECBの追加緩和志向は、更なるドル高を招くおそれもあり、それが再び、新興国経済や資源価格等に悪影響を及ぼす可能性も高そうです。その場合、米国の利上げ開始が更に後ずれする事にもつながりますから、ドル円の上値を抑える事にもなります。それ故、ドル円は再び揉み合いに戻るものと思われます。