追加緩和期待でアイフル、アコムは高値更新
┗オリエントコーポレーション(8585)
「オリコカード」で名を馳せる信販業界の名門。車やバイクなどオートローンでは最大手です。
みずほフィナンシャルグループが、7月に優先株の一部を普通株に転換したことで、同社への出資比率が22%→49%へと大幅に高まりました。みずほとはキャッシュカード一体型のクレジットカードを発行するなど関係が深まってます。
みずほフィナンシャルグループは中期経営計画として「ワンみずほ」戦略を掲げ、傘下のみずほ銀行とみずほコーポレート銀行の統合、銀行・信託・証券等のグループ連携を一層強化することを打ち出しています。
現在、オリコには伊藤忠商事の資本も入っていますが、「ワンみずほ」戦略の一環として、今後完全子会社化されるのではとの思惑も集めそうです。
10月30日に日銀の金融政策決定会合が予定されていることから、同日に向けて追加緩和期待が高まる動きが想定されます。金利敏感株には動きが見られており、消費者金融のアイフルやアコムなどは、先週末に高値を更新しています。
22日(木)には欧州で政策会合が控えており、欧州が量的緩和政策を拡大する方針を示すようであれば、次は日銀との期待が高まるのは自然な流れではないでしょうか。
小野山 功