米CPIには注目・・・・・
日本株の下落を受けて、119円台半ばまで下落していたドル円は、小売売上高発表後、119.25円付近、ウォルマートの業績見通し発表後、119.00円台、そして、ベージュブック発表後には、118.60円付近へと断続的に値下がり。今日も、寄り付き後に日経平均株価が続落した為、118.70円台まで売り込まれる動きを見せました。
しかし、17,000円台後半では値頃感からの買いや、11月末決算のファンドからの45日ルール絡みの買い戻しの動きもあった模様で、今日の東京時間の日本株は直ぐに上昇に転じました。一方、ドル円も、118円台半ばでは本邦個人投資家さんを中心にまとまった買いが入り、119円台前半まで反発する動きとなりました。
本日は、米国のCPI、失業保険申請件数、NY連銀エンパイヤ指数、フィラ連景況感指数の発表が予定されています。中でもCPIには注目が集まりそうですが、FRBが「2%の目標に向けて、インフレ率が戻る合理的な確信」が持てる程の数字となる可能性は低く、利上げ観測が強まるとは思えません。この為、ドルの買い戻しが見られても、119円台半ばまでの上昇に留まりそうです。