明日の日銀短観にも注目・・・・
NY時間に入っても、ドル円は落ち着かない動きが続き、強い米消費者信頼感指数を受けて120.16円まで高値を更新した後、米国株の伸び悩みを受けて、119円台半ばまで反落する等、荒っぽい動きが続きました。今日の東京時間は日経平均株価が急反発となったものの、ドル円は120円台ワンタッチに留まり、ドルの上値の重さが目立っています。
今夜は、米国でADP雇用者数やシカゴPMIの発表が予定されており、週末の雇用統計を占う意味で、ADPの数字は注目されそうです。又、ダドリーNY連銀総裁の講演や、イェレン議長の発言も予定されており、早期利上げに踏み込んだ発言が聞かれれば、120円台を買い進む可能性もあります。唯、これまでのトーンの繰り返しとなれば、ドルを買う動きは余り強まらず、寧ろ、失望売りが強まるものと思われます。
しかし、その後は、明日の日銀短観に市場の関心は移行するものと思われます。そして、その数字次第では来週の日銀金融政策決定会合での追加緩和観測が強まり、円を売る動きが強りそうです。この為、米国時間にドルが119円台前半や半ば迄、売られる局面があれば、昨日同様、押し目買いで対処し、明日以降のドル反発を待ちたい処だと思います。