通期決算発表を前に資金流入を期待
シーシーエス (6669)
■注目理由
同社は、LED照明器具の専業メーカーです。
8月31日~9月4日の週の同社株価は、上昇する期待が持てると判断しました。
【第3四半期決算の内容】
同社は7月決算企業。直近発表した第3四半期決算では、売上高51億9100万円(前年同期比+35.1%)、営業利益6億2700万円(同+156%)、当期純利益5億6100万円(同+243.6%)と大幅な増収増益を発表しています。主力のLED証明が電子部品や自動車向けに需要が増加したことが大きな要因です。また、通期営業利益予想に対する進捗率は85.8%と高く、会社想定超に推移しています。同社は、9月9日に通期決算発表を控えており、好業績が期待できると判断しました。
【直近の株価推移】
直近の同社株価は、中国経済への懸念が強まり日本株市場が急落したことに連れ安し、日本株急落直前の1700円台から1200円台まで急落しました。その後は、日本株市場のリバウンドに伴い1400円台まで回復しています。現在の株価水準は約9.7倍と同社の成長を考慮すると割安感が漂う水準です。急落後のリバウンドを狙った逆張り買いや、株価の割安感に注目した投資家の買いが期待できるでしょう。また、9月9日に控えた通期決算発表前に、業績を期待した資金が流入する期待も持てます。以上から、8月31日~9月4日の週の同社株価は、上昇する期待が持てると判断しました。
【投資スタンス】
中国経済への懸念は、一旦は収束したものの、いつ再燃するかはわかないのが現状です。
よって、相場は依然不透明な状況が続いていることから、過度なリスクをとることは危険でしょう。
投資資金量をいつもより抑えるなどして、リスクコントロールすることをオススメします。