ドル円は揉み合い継続へ・・・・
本日は、中国人民銀行による元切り下げが一服し、中心レートも若干、元高方向に戻されましたが、これを好感してのドル円上昇は124.50円台までと、僅かな値幅に留まり、直ぐに元のレベルに押し戻されての揉み合いを続けています。
中国の影響もあって、原油価格が2009年3月以来の安値を更新し、石油株をはじめとする資源関連株が世界的に売られています。原油安は通常ならドルを押し上げる働きをするのですが、株安を通じて、米国債利回り低下を招く為、ドルの上値を抑える役割を担っているものと思われます。
こんな状況により、ドル円の上値も意外に重くなっています。又、お盆休みにより機関投資家や企業サイドの動きが鈍い事も、このレベルでのドルの買い手不在につながっているのかもしれません。その一方、124円割れでの本邦個人投資家のドル買い意欲の強さは一昨日確認済みであり、下値も限定的となってしまい、結局は、狭いレンジでの揉み合いが続いてしまいそうです。