＜クローズアップ＞ 動画配信は拡大加速へ、米社上陸で進化する「定額見放題」（３／３）

　特にメディアレップ（媒体代理店）各社の動きが活発だ。サイバーエージェントでは、テレビＣＭの効果分析を組み合わせたインターネット動画広告配信を開始した。テレビＣＭ効果が薄いとみられる視聴者層に向けてネットの動画広告を「ＹｏｕＴｕｂｅ」で配信する。また、メディアレップ首位のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム<4281.T>は、スマートフォン向け動画広告をヤフー<4689.T>と共同開発。オプト<2389.T>は視聴者ニーズをきめ細かく反映させた動画広告の制作サービスを開始し広告主に売り込んでいる。

　さらに、動画広告配信プラットフォームでは、グリー<3632.T>の子会社Ｇｌｏｓｓｏｍが動画広告配信プラットフォーム「ＡｄＣｏｌｏｎｙ（アドコロニー）」を運営。動画広告配信の増加が業績拡大につながりそうだ。

　このほかにも、メディアシーク<4824.T>はスマートフォン用アプリ上に動画広告を配信する事業に参入するという。国内で大きなシェアを持つバーコード読み取りアプリと動画広告事業を組み合わせた新たなサービスとして、業界から注目されている。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）