総合商研が続伸、１月中間期営業増益率が通期計画の増益率を上回る

　総合商研<7850.T>が続伸。１２日の取引終了後に発表した第２四半期累計（８～１月）連結決算で、売上高１０９億８５００万円（前年同期比７．９％増）、営業利益６億６２００万円（同８．６％増）、純利益４億２８００万円（同１５．５％増）となり、１５年７月期通期業績予想の売上高１６０億円（前期比３．１％増）、営業利益２億７０００万円（同６．０％増）、純利益１億８０００万円（同１．２％減）に対して、営業利益の伸び率が上回っていることなどが好感されている。
　商業印刷事業で新規大口顧客のレギュラーチラシ受注の獲得などが寄与した。利幅の薄い折込売り上げの受注が減少した一方、印刷売り上げの割合が高まったことで、採算も改善した。なお、同社利益は第１四半期は年賀状印刷の資材・販売促進費などの先行支出で低下する一方、第２四半期は年賀状印刷の集中や商業印刷の年末商戦の折込広告の大量受注にで売り上げが拡大することで増加、さらに第３四半期、第４四半期は年賀状印刷事業は固定費のみが発生することで低下する傾向がある。

総合商研の株価は１０時現在７１１円（△１１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）