ビジネスホテル関連に注目、訪日客急増で活躍期待高まる
課題は、現在の約1.5倍となる2000万人の宿泊施設の確保で、大きな懸念材料のひとつだ。ただ、この拡大する訪日客需要を狙って東京はホテルの開業ラッシュ。国内大手のみならず、外資系ホテルも続々進出、まさに“東京ホテル戦争”といった様相にある。とはいえ、世間で話題に上るのは高級ホテルばかり。しかし、訪日客は当然のことながら富裕層ばかりではない。リーズナブルな宿泊施設が求められるなか、いまビジネスホテルに関心が集まる。
ビジネスホテルでは、「ドーミーイン」ブランドで展開急の共立メンテナンス<9616>がここ注目を集めていたが、出店攻勢を掛ける常和ホールディングス<3258>や、食品卸のユアサ・フナショク<8006>も東京を中心にパールホテルズグループを展開しており目が離せない。また、スポーツクラブの東祥<8920>は、名古屋市など地元愛知県でビジネスホテルも運営、リニア新幹線関連という切り口でも妙味がありそうだ。