建設用タワークレーンが好調
┗北川鉄工所(6317)
東証1部上場の中堅機械メーカー。自動車部品用の金型に強いほか、工作機械の旋盤用パワーチャックで国内シェア6割を有しています。
ビルやマンションの建築現場で活躍しているクレーンのうち、小型の「ビルマン」では業界シャア80%と圧倒的で、大型クレーンの分野でも販売数量を着実に伸ばしています。
都心の湾岸部での高層マンションの建設ラッシュをうけて、建設用タワークレーンの販売が好調です。
1986年に自律式のタワークレーンを市場に投入して以来、ビルマンの納入台数は1600台を超え、キタガワの名を広める主力商品になりました。
今年7月に国内最大級の建設用タワークレーンを開発、すでに大手ゼネコンの鹿島への納入が決まっているとのことで、超高層ビルでの活躍が期待されます。
株価は10月17日の上方修正発表以降、上昇基調を強めていましたが、節目の「250円」が目先の上値として意識され、220円台まで調整しました。
予想PER=10.9倍と割安感が強く、通期業績に対する業績の進捗率が中間期で60%と好調ですので、業績拡大期待から、一段高が期待できそうです。
小野山 功
※12/12 9:15 コード追加