電子部品関連株が軒並み高値更新!3D関連株を先回り買い
・協栄産業(6973)
半導体・電子デバイス・FA機器を主力とする商社。業績が絶好調の三菱電機(6503)の電子機器の代理店を務め、経営基盤が強固といえるだろう。
10月29日に発表した第2四半期連結決算では、半導体デバイス事業は自動車関連や電子デバイス分野向けが堅調に推移した他、FA・環境システム事業も牽引役となり、売上高は前年同期比5.8%の増収、営業利益は「前年同期比475.7%」の増益、四半期純利益は前年同期は1億2000万円の赤字から1億3500万円の「黒字転換」で通過となっている。
株価は、7月下旬の急騰から長い調整が続いたが、底練り十分で浮上の兆しと言わんばかりに昨日「ゴールデンクロス」を示現。月足の一目均衡表は雲(抵抗帯)の上方で堅調に推移するなど、ここから戻りを試す位置としては「仕掛け妙味十分な位置」といえよう。
TDK(6762)・ミツミ電機(6767)・アルプス電気(6770)などの電子部品関連株が年初来高値を更新する中、商社ではあるものの同じ電子部品関連としては出遅れ感は著しく「PER18倍・PBR1倍割れ」と十分割安感もあろう。
また、同社は今年6月から「3Dシステムズ社」の代理店として3Dプリンター製品の販売を開始した事にも注目しておきたい。
3Dシステムズ社はナスダック上場企業であり、1987年に「世界で始めて」光造形装置を製品化したパイオニア。 3D関連株は今後も断続的な人気が予想されるので、「先回り買い」をしておきたい中長期投資家にとっても仕込むには「絶好のタイミング」といっても決して過言では無い。
本村