トップカルチャが後場一段高、１５年１０月期業績急回復見通しを好感

　トップカルチャー<7640.T>が後場一段高し、一時、前日比４３円（８．９％）高の５２８円をつける場面があった。午後１時に発表した連結本決算で、１５年１０月期連結業績見通しについて、売上高３５３億円（前期比４．１％増）、営業利益８億８０００万円（同５．２倍）、純利益４億６０００万円（前期５億２２００万円の赤字）と急回復を見込んでいることが好感されている。
　大型店で実施している書籍販売と物販の融合を既存店に積極的に反映させ既存店の集客力・販売力を強化する一方、レンタル部門では品ぞろえを大幅に強化し、来店客数の増加を図る方針。また、出店は第２四半期に千葉県への初出店を計画しているほか、大型店１～２店舗の出店を計画しており、これらによる業績押し上げを見込んでいる。
　なお、１４年１０月期決算は、売上高３３８億９６００万円（前の期比２．５％減）、営業利益１億６８００万円（同６５．１％減）、最終損益５億２２００万円の赤字（前の期１億１５００万円の黒字）だった。主力の蔦屋書店事業におけるレンタルの苦戦などが響いた。

トップカルチャの株価は１３時１７分現在４９１円（△６円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）