岩谷産が７日続伸で新高値、独ダイムラーや日野自が燃料電池バス販売と伝わる

　岩谷産業<8088.T>が７日続伸。株価は一時、前週末に比べ２８円高の８８４円まで買われ年初来高値を更新した。２４日付の日本経済新聞は、独ダイムラーが２０２０年をメドに燃料電池バスの販売を始めると報じた。ダイムラーは水素が満タンの状態で１５０～２００キロを走るバスを開発。２０年の東京五輪に合わせ、東京都など自治体やバス会社などに売り込む。日野自動車<7205.T>も１６年から販売を始めるという。この日は水素ステーションを手掛ける同社に買いが流入している。
　また、岩井コスモ証券は２１日、同社の投資判断を「Ｂ＋」から「Ａ」に引き上げ目標株価は９００円から１１００円に見直した。トヨタ自動車<7203.T>から燃料電池車の発売が正式発表され、水素社会実現に向け具体的な動きが出るなか、同社株を成長株と位置付け、株価は先行して上昇すると予想している。

岩谷産の株価は１０時２９分現在８６９円（△１３円）




出所：株経通信（株式会社みんかぶ）