イハラケミカルが記念配当５円を実施、第３四半期の純利益は前年同期比３割増

　イハラケミカル工業<4989.T>は９日取引終了後、１４年１０月期の期末配当に記念配当５円を加えると発表した。創立５０周年を記念したもので、普通配当５円を含め期末一括配当は１０円（前期比５円増）とする。
　同時に発表した第３四半期（１３年１１月～１４年７月）の連結業績は、売上高が前年同期比２４．５％増の２８１億４５００万円、営業利益は同４８．３％増の２７億２９００万円、純利益は同３０．９％増の２０億２７００万円だった。農薬事業では、国内向け芝用除草剤や殺菌剤などが伸びたほか、海外向けは水稲用や畑作用除草剤などが好調だった。
　また、第三者割当による自己株処分を発表。カネカ<4118.T>に３０万８０００株、ＪＳＰ<7942.T>に１２万株、鈴与に２０万株と、３社に合計６２万８０００株を割り当てる。処分価格は１株につき９７４円。調達金額は約６億１１６７万円で、畑作用除草剤の製造にかかる原材料などの仕入れに関する買掛金の支払いの一部に充当する。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）