ＮＴＴ都市が大幅反発、第１四半期大幅減益も悪材料出尽くし感強まる

　ＮＴＴ都市開発<8933.T>が３日ぶり大幅反発し、一時、前日比８３円（７．７％）高の１１６３円をつける場面があった。４日の取引終了後に発表した第１四半期（４～６月）連結決算は、売上高３６２億７２００万円（前年同期比１０．１％増）、営業利益６２億４５００万円（同４０．４％減）、純利益３５億１３００万円（同３７．９％減）と大幅減益となったが、直近では決算への警戒感から売られており、悪材料出尽くし感台頭から買われているようだ。不動産賃貸事業で、前年同期の物件売却がなくなったことから、反動で減益となったが、分譲事業はマンション引き渡し戸数が２２０戸と前年同期に比べて増加したことで増収増益となっており、これに注目する向きもあるようだ。
　なお、１５年３月期は売上高１４８０億円（前期比２１．８％増）、営業利益２００億円（同３４．３％減）、純利益８０億円（同２９．５％減）の従来予想を据え置いている。

ＮＴＴ都市の株価は１３時３０分現在１１３４円（△５４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）