菱化工機は異彩高、特定資金介在の思惑に切り返す
三菱化工機<6331.T>が朝安から切り返す異彩の強さ。一部特定資金介在思惑も取り沙汰される中、時価は08年7月以来、約6年ぶりの高値水準に歩を進めている。前週後半の2日間で実に株価は62%の急騰をみせたが、なおその存在感に陰りはみられない。きょうは東証が30日から信用取引の日々公表銘柄に指定すると発表、日証金は27日付で、貸株利用など貸借取引で注意喚起銘柄に指定すると発表したが、信用取引規制に伴い売買の自由度が制限されるとの見方から前場こそ売りに押されたが、後場はそれを吸収してプラス圏に浮上している。スチームリフォーミング(水蒸気改質)型水素製造装置など水素ステーションのエンジニアリング技術で先駆するほか、三菱グループのエネルギープラント会社として、石炭火力発電のインフラ輸出では重要な役割を担うとの思惑が底流している。
菱化工機の株価は14時19分現在353円(△17円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
菱化工機の株価は14時19分現在353円(△17円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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