日米株価堅調も材料視出来ず・・・・
一方、イェレンFRB議長は、現在の資産規模を当面維持する事も表明しましたので、株式市場では買い安心感が強まり、NYダウは再び史上最高値を更新する動きを見せています。この為、日本株も欧米株対比の割安感に支えられ、15,000円台で堅調な地合いを維持しています。
しかし、日米株価堅調にも関わらず、ドル円は102円台を買い進む向きも無く、オプションのボラティリティーも史上最低レベルを更新する動きとなっています。そんな中、明日、安倍政権は、アベノミクス・第三の矢にあたる「骨太の方針」と「成長戦略」を発表します。
株式市場では、昨年、「成長戦略」発表後に、日経平均株価が500円超下落した事から、明日の発表を前にかなりの警戒感を強めており、これもドル円の上値を抑える役目を担っている様です。逆に、成長戦略を好感する形で、明日以降も株価が一段高となれば、ドル円にも好影響が及ぶ可能性があります。