日ケミコンが反落、三菱ＵＦＪＭＳが目標株価を引き下げ

　日本ケミコン<6997.T>が反落。この日は、三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券が２０日付で投資判断「ニュートラル」を継続しつつ、目標株価を３７５円から３４０円に引き下げたことが観測されている。１４年３月期は構造改革を完遂したものの、電力費高騰や大型品の需要急回復に伴う生産性悪化が足を引っ張り、計画に対して円安で推移したプラス要因を吐き出した形と指摘。また、１５年３月期の課題はマレーシア工場の生産性向上を含めた大型品の生産対応と、電力費値上げへの対応であるとしている。これを受けて同証券では１５年３月期の営業利益予想を６８億円から５８億円へ、１６年３月期を同９８億円から７８億円へ減額しており、これが目標株価の引き下げの要因としている。

日ケミコンの株価は１１時３０分現在２９４円（▼９円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）