前田建が後場プラスに転じる、１５年３月期営業２ケタ増益見通しを好感

　前田建設工業<1824.T>が後場プラスに転じる。午後１時ごろに連結本決算を発表しており、１５年３月期業績について売上高３８５０億円（前期比２．７％減）、営業利益９０億円（同１４．５％増）、純利益９３億円（同０．４％増）と営業２ケタ増益を見込んでいることが好感されている。受注高は建築工事１８００億円（前期比３．１％減）、土木工事１２５０億円（同７．４％減）を見込むが、前期に続いて工事採算の改善などで増益を確保する見通しだ。
　なお、１４年３月期業績は、売上高３９５５億７２００万円（前の期比７．２％増）、営業利益７８億５３００万円（前の期７０億５１００万円の赤字）、純利益９２億６５００万円（同５２億７１００万円の赤字）と、８日に発表した上方修正値にほぼ沿った形で着地した。

前田建の株価は１４時３分現在７３４円（△６円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）