TPP妥結ならサプライズ・・・・
今週は、米国の住宅指標や耐久財受注等、比較的重要な米経済指標の発表が連日予定されている為、それなりに反応して、相場が動く事は予想出来ます。しかし、相場の流れを大きく変える程のものとはならないと思われ、揉み合い継続と見た方が良さそうです。
一方、今週は、愈々、オバマ大統領が来日し、日米首脳会談が行われる事となります。唯、今の処、市場予想では、TPP交渉は平行線となっており、米国側は中間選挙を控えて、安易な妥協は出来ない事、日本側も農業団体の姿勢が依然として、強硬である事等、諸般の事情から、これ以上の妥協は難しいとの見方が有力です。
又、ウクライナ情勢を受けて、安倍首相としては、安全保障面を中心とした会談にする事にも大きな意義が感ぜられますから、TPPでは安易な妥協をする必要性も高く無いのかもしれません。それ故、この交渉が進展し、妥結と云う事になれば、大きなサプライズとなりますから、その場合いは、ドル円も上昇するものと思われます。