再生医療の可能性に改めて目を向ける。
29日(水)「まったく新しい『万能細胞』の作製に成功した」とのビックニュースが飛び込んできました。
万能細胞といえば、2007年に山中伸弥京都大学教授が、生物のあらゆる細胞に変化できる「iPS細胞」を世界で初めて作製したことで知られます。
上場企業でも、バイオベンチャーのリプロセル(東1・4978)が、iPS細胞の研究試薬や創薬支援を行っており、再生医療への応用が大きな期待を集めています。
今回発見された「STAP(スタップ)細胞」は、iPS細胞のように遺伝子操作をすることなく、刺激を与えるだけで作製できるとのことですので、安全性も優れていると考えられています。
しっぽが切れても自己再生するトカゲのように、人間でも臓器など組織をよみがえらせる再生医療の時代が、近い将来訪れるかもしれませんね。
「STAP細胞」は新しい発見であることから、株式市場で関連銘柄といえそうな企業はまだ探せていませんが、再生医療研究に力を入れている企業を以下載せておきます。
■再生医療関連の注目銘柄
ニプロ(東1・8086)・・・リプロセルの大株主でもあります。
富士フイルムHD(東1・4901)・・・医薬品事業部で再生医療の研究開発
小野山 功再生医療の可能性に改めて目を向ける。