保有株式の含み益に注目しておきたい「リクルート」関連銘柄
早ければ年内にも上場かとの観測もあった、人材関連企業「リクルート」ですが、来年にも上場を申請する可能性は高いでしょう。
安倍政権では、電機など低迷が長引く産業から、成長が見込まれる医療、介護などの分野への転職を促すために、4月から転職支援に300億円の補助金を計上する見通しです。
国策として、転職が推奨されることになりますが、転職といえば真っ先に名前が挙がるのはリクルートでしょう。
同社はリクルートHD株を一株「1,210円」で、10万株保有しています。リクルートは上場すれば「2万円」の初値とも目されており、ざっと『20億円近い含み益』が見込まれます。
そのほか、オリコ(200万株)、花王(20万株)など保有する上場株式が巨額で、株高の恩恵を享受する銘柄です。
同じくリクルート株を保有する図書印刷(東1.7913)との株価に差が開いていますが、同社に乗り換える動きが、いつ見られてもおかしくないでしょう。
小野山 功