【IRアナリストレポート】EMシステムズ(4820)

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最新投稿日時:2026/08/27 11:50 - 「【IRアナリストレポート】EMシステムズ(4820)」(みんかぶ株式コラム)

【IRアナリストレポート】EMシステムズ(4820)

著者:鈴木 行生
投稿:2026/08/27 11:50

~薬局・クリニック・介護/福祉施設の三位一体で、完全課金型ビジネスを推進~

ポイント
・今2026年12月期の上期は、厚生行政関連需要が一巡した影響による反動減が大きく出たが、営業戦略が奏功し、下方修正後の計画を上回った。全社横断的な専門チームの構築による同関連オプションソフト等導入の伸長が寄与した。また、今期本格導入した「薬歴生成AIサポートオプション」の販売も好調で、ARPUの向上に繋がっている。

・過去2年(2024年12月期、2025年12月期)は、厚生行政の推進(電子処方箋、オンライン資格確認)による特需がプラスに働いた。これらの一巡で、今期は自社として本来取り組むべきシステム開発、サービス強化による新規顧客開拓に力を入れている。

・国は医療DXの推進を加速させようとしている。厚労省の2040年に向けた医療提供体制の総合的な改革における医療DXの制度的対応では、1)電子カルテの情報共有サービス、2)マイナンバーカードを利用した情報連携などに力を入れていく。

・当社にとってDX推進で需要が盛り上がるのはありがたい。一方で支援の緩急によって需要が変動する。前上期までは収益面では大いにプラスとなったが、反動減が出ている。今期は減益となるが、独自の取り組みの進捗で来期からは増益に転じてこよう。

・調剤システムは、当社の実力が抜きん出ており、強さをより発揮することで、業界をリードしていく。製品のポートフォリオの見直しも、MAPsシリーズへの特化という形で進めていく。これによって、開発やサービスの効率が上がってこよう。

・新長期ビジョンと新中期3ヵ年計画では、クラウド型のシステム基盤を強化しつつ、医科システム事業と介護/福祉システム事業の黒字化を図る。処方箋入力代行のプレカルや訪問介護システムのコンダクトの買収効果も期待できる。今後もM&Aは継続しよう。2027年12月期に営業利益で40億円を目標とする。

・今回の3ヵ年計画は、配当性向100%の実行で株主還元を充実させ、大型のM&Aを含めた成長投資は借入金で対応する方針である。収益力の好転につれ、ROEの向上と共に株価は見直されてこよう。

目次
1.特色 薬局向け処方箋処理システム(レセコン)で業界トップ
2.強み 画期的なMAPsシリーズの開発・マーケティングが進展
3.中期経営計画 完全ストック型月額課金ビジネスモデルが本格化
4.当面の業績 今2026年12月期は減益見通しながら、来期は増益へ
5.企業評価 ストック効果の拡大局面へ

EMシステムズ <4820>
企業レーティング A
株価
(2026年8月26日)
596円
時価総額 420億円
(70.51百万株)
PBR 2.07倍
ROE 9.1%
PER 22.7倍
配当利回り 4.3%
総資産 26776百万円
純資産 19996百万円
自己資本比率 74.3%
BPS 287.3円
(百万円、円)
決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 EPS 配当
2018.3 13953 3063 3618 2369 33.4 9.25
2019.3 13133 2622 3248 1971 27.9 9.50
2020.3 14023 1583 2179 1393 19.7 10.0
2020.12 9660 1037 1469 1062 15.0 10.0
2021.12 14436 1870 2607 1829 25.7 11.0
2022.12 16919 2395 2791 1893 26.8 12.0
2023.12 20355 2320 2869 1962 27.8 14.0
2024.12 24837 4464 5184 2425 34.5 35.0
2025.12 23658 3676 4313 2452 35.4 39.0
2026.12(予) 22000 2600 3250 1820 26.3 26.0
2027.12(予) 24000 3400 4050 2340 33.8 34.0

(2026.6ベース)

(注)ROE、PER、配当利回りは今期予想ベース。 2018年 3月 1日、2020年 1月 1日に各々1:2の株式分割を実施。それ以前の EPS、配当は修正ベース。 2020年 12月期より決算期を変更、この期は 9カ月決算。
 
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。

レポート全文はこちらから
https://www.belletk.com/emsisutemuzu202608.pdf

日本ベル投資研究所の過去レポートはこちらから

配信元: みんかぶ株式コラム

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