チポローネECB理事 日経とのインタビュー デジタルユーロが主要テーマ

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

最新投稿日時:2025/12/04 17:25 - 「チポローネECB理事 日経とのインタビュー デジタルユーロが主要テーマ」(みんかぶ(FX/為替))

チポローネECB理事 日経とのインタビュー デジタルユーロが主要テーマ

著者:MINKABU PRESS
投稿:2025/12/04 17:25
チポローネECB理事 日経とのインタビュー デジタルユーロが主要テーマ

デジタルユーロの必要性
現金利用の減少と、デジタル決済における欧州外(主に米国)のカード会社への依存に対する懸念が背景。欧州全域でどこでも使える、中銀発行の「デジタル版現金」を提供し、決済システムの自律性と強靭性を高めることが目的。

欧州統一・自律性強化
 デジタルユーロは現金と組み合わせ、どこでも中央銀行マネーで支払える状態に戻し、システム耐久性と戦略的自律性を強化。ステーブルコインの商品性マネー特質(裏付け資産依存で供給硬直・ランリスク)を指摘し、ユーロ建てでも柔軟性不足を懸念。​

ユーザー利点と利用見込み
 P2P、eコマース、店舗、政府取引をカバーし、シンプルさとオフライン決済可能で耐久性向上。商店主は国際カード手数料低減。認知者66%が利用意向、観光客も欧州PSP経由で使用可。​

実施スケジュールとリスク対策
 2023年6月規制提案、2026年採択予定で2029年発行想定。サイバー耐性は3拠点並行システム、AMLは銀行側チェック(中央銀行は匿名コードのみ把握)。保有上限(3000ユーロ想定)は銀行流出防止で金融安定確保。​

国際協力と金融政策
 日銀など他中銀と技術共有意欲(BIS Agoraプロジェクト等)。ECB預金金利2%維持はインフレ中位シナリオ均衡で適切、利下げ終了は時期尚早。日銀為替介入はG7合意(市場決定相場・競争目的非標的)遵守を求める。

(日経とのインタビュー、11月26日実施)

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

みんかぶおすすめ