前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
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最新投稿日時:2025/02/21 05:30 - 「前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―」(株探)

前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2025/02/21 05:30

栗林船 <9171>  1,323円 (+300円、+29.3%) ストップ高

 栗林商船 <9171> [東証S]がストップ高。同社は20日午後2時ごろ、25~27年度を対象期間とする中期経営計画を策定したと発表。最終年度となる28年3月期の連結営業利益目標を30億円(24年3月期実績は15億3300万円)としていることが評価されたようだ。28年3月期の連結売上高目標は563億円(同488億8500万円)に設定。定性的目標として、外部環境の変化に左右されない堅固な経営基盤の確立を掲げている。

くら寿司 <2695>  3,090円 (+500円、+19.3%) ストップ高

 東証プライムの上昇率トップ。くら寿司 <2695> [東証P]がストップ高。19日取引終了後、株主優待制度を再導入すると発表した。毎年4月末に100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて2500~2万円分の食事券を贈呈する。今年4月分から開始する。これが材料視された。昨年12月に優待廃止を発表して以降、多くの株主から優待再開の意見や要望があり、これに鑑み改めて株主への利益還元について協議した結果という。配当などの利益還元についても継続的に検討し、企業価値の向上に取り組んでいくとしている。

イトヨーギョ <5287>  746円 (+100円、+15.5%) ストップ高

 イトーヨーギョー <5287> [東証S]がストップ高。昨年8月28日につけた昨年来高値705円をブレークし一気に新値圏に浮上した。マンホールなどのコンクリート2次製品を手掛けるが、ライン導水ブロックを中心とした道路関連製品が好調で収益を押し上げている。25年3月期は営業利益が前期比48%増益を見込むなど回復色を鮮明とする見通し。埼玉県八潮市の県道で起こった道路陥没事故を受け、今後水道インフラの予防保全や再構築に対する需要が顕在化するとの見方が高まっている。同社はその関連株の一角として、投資資金の流入が本格化しており需給相場の様相を見せ始めている。

フジタコーポ <3370>  275円 (+33円、+13.6%)

 フジタコーポレーション <3370> [東証S]が急騰。同社は19日の取引終了後、株主優待制度の変更について発表した。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。保有株式に応じた優待内容について、従来は3区分だったが、これを5区分に見直す。また優待内容について従来は「WEBクーポン」のみとなっていたが、これを「自社製品またはWEBクーポン」に見直す。

テラドローン <278A>  8,150円 (+940円、+13.0%)

 Terra Drone <278A> [東証G]が急反騰。19日の取引終了後、米国企業との間で、自社開発の屋内点検用 ドローンの販売契約を新たに締結したと発表。海外での販売拡大を期待した買いを集めたようだ。米国のドローン代理店で400社以上の企業や政府機関などとの取引実績を持つRocky Mountain Unmanned Solutions社と、テラドローンの「Terra Xross 1」に関する販売契約を締結した。提携によりテラドローンは米国やカナダ市場での拡販を図る。

ANAP <3189>  495円 (+57円、+13.0%) 一時ストップ高

 ANAP <3189> [東証S]が続急騰、一時ストップ高となった。20日、子会社の迅速な業容拡大に対応できる資金を確保することを目的として、総額15億円を限度とする資金の借り入れに関する取引基本約定書を締結すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。ネットプライス事業再生合同会社から10億円を限度に借り入れを行い、ANAPライトニングキャピタラルへの転貸資金に充てる。また、QL有限責任事業組合から5億円を限度に借り入れを行い、エステ事業に関する運転・設備資金に充当する。ともに金利は固定で2%、3月の借り入れ開始を予定し、最終返済期限は6月末日とする。

ALiNK <7077>  1,119円 (+54円、+5.1%)

 ALiNKインターネット <7077> [東証G]が急反発。これを好感した買いが入ったようだ。2月末日時点で100株以上を1年以上、継続して保有する株主に対し、現行の優待に加えて、オリジナルQUOカードを保有株式数の区分に応じて1000~3000円分贈呈する。今年2月末日を基準日とする株主優待より適用する。

ルネサス <6723>  2,700円 (+111円、+4.3%)

 ルネサスエレクトロニクス <6723> [東証P]が大幅高で4日続伸。20日は 半導体関連も総じて売られる展開となっており、そのなか同社の強さが異彩を放った。半導体大手の一角で車載マイコンでは世界トップクラスの商品シェアを有するが、マイコン分野の研究開発にも積極的に取り組んでいる。19日に超低消費電力で堅牢なセキュリティー機能を備えたマイコンを発表しており、スマートメーターやスマートロック、IoTセンサー、デジタルカメラ、小型プリンターなどさまざまな商品分野で需要獲得が期待される。これを手掛かり材料に買いを引き寄せている。業績も24年12月期は営業43%減益と低調だったが、今期については回復局面に向かうとの見方が強まっており、急騰した今月6日以降も、機関投資家とみられる実需買いが断続的に入ったようだ。

フォーシーズ <3726>  695円 (+27円、+4.0%)

 フォーシーズHD <3726> [東証S]が大幅高で9日続伸。同社は20日、今月1日から総代理店販売を開始した寝る美顔器枕「DENBA Sleep」の契約台数が100台を突破したと発表しており、これが株価を刺激したようだ。同社は昨年11月にDENBA JAPAN(東京都中央区)と資本・業務提携しており、この商品はDENBAが持つ水分子活性化技術を用いて開発した睡眠に特化した枕。今後はコールセンターや関東エリアに店舗を構えるアロマ専門「アロマブルーム」での展開と、同社が持つネットワークを通じて海外販路の拡大を予定しているという。

日本プロセス <9651>  1,400円 (+50円、+3.7%)

 日本プロセス <9651> [東証S]が3日ぶり大幅反発。19日の取引終了後、アドソル日進 <3837> [東証P]との資本・業務提携契約を解消すると発表した。これに伴い、アドソル日進の自社株買いを通じて同社株を売却し、投資有価証券売却益8億4600万円が発生する見通し。25年5月期第3四半期(24年12月-25年2月)に特別利益として計上する。売却益から法人税などを控除した66%相当額を複数期に分割して特別配当として株主に還元するとしており、買いを誘う要因となった。特別配当の予定額については確定次第、速やかに公表するとしている。

コレックHD <6578>  346円 (+12円、+3.6%)

 コレックホールディングス <6578> [東証S]が大幅続伸。同社は19日の取引終了後、大阪ガス <9532> [東証P]グループの大阪ガスマーケティングと業務提携契約を締結したと発表。収益貢献を見込んだ買いを誘ったようだ。コレックHDは大阪ガスマーケティングのメディアプラットフォームと商品ラインアップを活用し、個人の顧客とのタッチポイントの創出から商品の販売までを行う。提携の第一歩目として、太陽光発電関連の商材での取り組みを進め、その後太陽光以外に商材の幅を広げる方針。リアルとウェブを掛け合わせる新たなマーケティングを推進していく。

北洋銀 <8524>  508円 (+16円、+3.3%)

 北洋銀行 <8524> [東証P]が大幅反発。同社は20日、取得総数800万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.09%)、取得総額32億円を上限とする自社株買いの実施を発表。これを好感した買いが株価を下支えした。取得期間は25日から4月30日までとする。

パス <3840>  108円 (+3円、+2.9%)

 パス <3840> [東証S]が4日ぶり反発。同社は19日、子会社のアルヌールがカギケノリの海洋養殖を目指して、鹿児島県で海洋養殖用種糸の陸上育苗を開始したと発表。これが材料視されたようだ。カギケノリは飼料に微量添加するだけで、牛のげっぷに含まれるメタンガスの発生を抑制する効果があるとして注目を集めている海藻。同社は今回の実験結果をもとに最適な養殖条件の検証を行っていき、海洋養殖の段階的な規模の拡大を目指すとしている。

サークレイス <5029>  1,089円 (+30円、+2.8%)

 サークレイス <5029> [東証G]が3日続伸。同社は19日取引終了後、自社の「AGAVE(アガベ)海外給与計算」がカルビー <2229> [東証P]に採用されたことを明らかにしており、これが株価を刺激したようだ。「AGAVE」は海外に拠点を持つ企業の人事労務管理を効率化するクラウド型プラットフォームで、「AGAVE海外給与計算」は海外給与管理の複雑さを軽減し、業務の効率化を実現する専用ソリューション。カルビーでは海外拠点の増加に伴い、駐在員の給与管理の複雑化や業務負荷の増大が課題になっているという。

リソル <5261>  5,520円 (+130円、+2.4%)

 リソルホールディングス <5261> [東証P]が続伸。20日、25年3月期の連結業績・配当予想の上方修正を発表したことが株価の支えとなったようだ。売上高予想を従来の見通しから15億円増額して285億円(前期比10.8%増)、最終利益予想を4億円増額して19億円(同34.7%増)に引き上げた。ホテル運営事業においてインバウンド需要の大幅な高まりが追い風となった。客室単価の向上に向けた取り組みも奏功した。期末一括配当予想は10円増額して100円(同20円増配)に修正した。

ゼネテック <4492>  493円 (+9円、+1.9%)

 ゼネテック <4492> [東証S]が6日ぶり反発。前日19日には直近安値となる470円まで売り込まれており、自律反発を期待した買いが流入したようだ。また、19日に3D-CAD/CAMシステム「Mastercam」のサブスクリプションサービス提供を開始したと発表していることも買い手掛かりとなったようだ。

横浜魚類 <7443>  616円 (+10円、+1.7%)

 横浜魚類 <7443> [東証S]が上伸。19日、株式上場30周年記念配当の実施に伴う配当予想の修正について開示し、材料視されたようだ。25年3月期の期末一括配当予想について、これまでの3円に記念配当3円を加えて6円(前期比3円増配)に見直した。今後については、増配後の6円配当を継続するため、業績向上に注力するとしている。

スズキ <7269>  1,944円 (+28円、+1.5%)

 スズキ <7269> [東証P]が5日ぶり反発。一時5%高に買われた。20日午前10時ごろ、31年3月期を最終年度とする新中期経営計画を策定したと発表した。最終年度の経営目標として売上高8兆円、営業利益8000億円、ROE13%を掲げた。インドの需要拡大に応える生産能力増強やエネルギー極少化に向けた技術開発、電池関連投資などを実行し成長を目指す。株主還元については累進配当を行う方針とした。また、新たな指標としてDOE(株主資本配当率)を採用し、この水準を2.5%(直近5年平均)から3.0%へ引き上げていくという。自己株取得の実施についてはROEやPBRなどを総合的に検討し判断するとした。この発表が材料視された。

サンケン <6707>  6,527円 (+89円、+1.4%)

 サンケン電気 <6707> [東証P]が3日続伸。同社は20日、台湾積体電路製造(TSMC) の技術を活用したマイクロ・コントローラー・ユニット(MCU)の開発に成功したと発表。拡販を期待した買いが株価の支えとなったようだ。TSMCの22ナノメートル(ナノは10億分の1)超低リーク(22ULL)プロセスと、抵抗性ランダムアクセスメモリー(RRAM)技術などをもとに開発したMCUを、パワー制御システム用デバイスに搭載。製品の量産は今年10~12月期に開始する予定。高効率で先進的なパワー制御システムを実現し、顧客への最適なソリューション提供につなげる。

レイ <4317>  430円 (+6円、+1.4%)

 レイ <4317> [東証S]が3日ぶり反発。同社はイベントやCM用にデジタル映像の企画制作やデジタル映像機器のレンタルなどを展開する。25年2月期は前期に続く減益を見込んでいるものの、PERは11倍前後と低く、株価面で今期のファンダメンタルズは織り込みが進んでいる。そうしたなか、19日取引終了後に、足もとの業績が堅調に推移していることを理由に今期の年間配当を修正し、従来計画の10円に5円上乗せした15円(前期実績は15円)とすることを発表。配当利回りは前日終値換算で3.5%台に上昇した。時価総額60億円と小型で急騰習性があり、配当増額を材料視する形で投資資金が攻勢をかけた。

日本創発G <7814>  468円 (+6円、+1.3%)

 日本創発グループ <7814> [東証S]が続伸。19日の取引終了後、同日終値の462円で20日午前8時45分の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において自社株の買い付けの委託を行うと発表。取得総数143万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.07%)を上限とした。20日午前9時30分に同社は136万4900株(同2.93%)の買い付けを行ったと開示している。資本効率の向上に向けた取り組みを評価した買いが入ったようだ。

パピレス <3641>  933円 (+12円、+1.3%)

 パピレス <3641> [東証S]が上伸。19日取引終了後、上限60万株または7億円としていた自社株買い枠について、上限180万株(自己株式を除く発行済み株数の18.39%)または18億520万円へ引き上げると発表した。株主から売却の意向が示されたため。今回引き上げた自社株買い枠(180万株)のうち、120万株を上限として20日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得するという。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、パピレスは20日に買い付けを実施し、106万6300株を取得した。

INPEX <1605>  1,901.5円 (+22円、+1.2%)

 INPEX <1605> [東証P]が3日続伸。そのほか、ENEOSホールディングス <5020> [東証P]が堅調に推移した。19日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の3月限が前日比0.40ドル高の1バレル=72.25ドルと上昇した。ロシア南部のクロポトキンスカヤ送油管がウクライナによるドローン攻撃を受けたことに対しプーチン大統領は19日、西側諸国も関与している可能性がある、との見解を示した。これを受け、ウクライナとの停戦交渉に不透明感が台頭し、ロシア産原油の供給増への期待が後退した。また、西側諸国の石油大手による同送油菅経由の原油供給にも影響が出ているとみられ、原油市場の需給引き締まりが意識された。

TBSHD <9401>  4,349円 (+43円、+1.0%)

 TBSホールディングス <9401> [東証P]が反発。19日、オーストラリアでテレビ番組の制作・配信を手掛けるEndemol Shine Australia(ESA)とグローバルパートナーシップを締結したと発表。株価の支援材料となったようだ。ESAは世界最大級のエンターテインメントコンテンツグループであるBanijay Entertainmentの一員。「風雲!たけし城」や「Ninja Warrior」などで国際的な実績を持つTBSHDは、国際エミー賞など多くの賞を受賞してきたESAの独自のクリエイティブアプローチを活用。海外展開の強化につなげる。

※20日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探

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