シャープ(6753)、大幅反発も、リバウンドの域を出ず
著者:黒岩泰
投稿:2012/09/04 09:47
大幅反発。台湾の鴻海精密工業の会長が「シャープへの経営に必ず参加する」と表明。銀行に対してパイオニア株などを担保として提供することなどが、評価材料とされているようだ。しかし、鴻海の経営・資本参画のタイミングが不透明なほか、二束三文のパイオニア株を拠出しなければならないほど追い詰められているとの見方をすれば、決してプラス評価できるものではない。鴻海が「牛歩戦術」を用いている可能性もあり、シャープは結果的に買い叩かれるのだろう。「実質破綻してから買った方が安い」という認識が強まれば、鴻海側の“引き延ばし作戦”は成功する。そうなると銀行融資のリスクは格段と高まることになり、これ以上の融資枠拡大は見込めないことになる。投資家は最悪「シャープ解体」も視野に入れておかなければならない。チャートはリバウンドの域を出ていない。
関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
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6753
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953.2
(11:00)
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-31.6
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