株価指数先物【引け後】 前場中盤以降は-1σを上回っての推移
配信元:株探
投稿:2025/02/10 18:26
大阪3月限
日経225先物 38760 -80 (-0.20%)
TOPIX先物 2729.5 -12.0 (-0.43%)
日経225先物(3月限)は前日比80円安の3万8760円で取引を終了。寄り付きは3万8550円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8375円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。寄り付き直後につけた3万8540円を安値にショートカバーとみられる動きが強まり、前場中盤にかけて3万8850円とプラス圏を回復する場面もみられた。
ただし、上値追いのロングは限られ、前場終盤にかけて軟化し、ランチタイムは3万8720円~3万8760円辺りでの推移となった。後場に入り再びリバウンドをみせ、中盤には3万8900円まで買われる場面もあったが、終盤にかけて持ち高調整の動きとなり、プラス圏はキープできなかった。
日経225先物は売りが先行したものの、200日移動平均線(3万8490円)を突破して始まり、その後も同線を上回っての推移を継続した。また、前場中盤以降はボリンジャーバンドの-1σ(3万8680円)を下回らなかったことで、底堅さが意識された。もっとも、一時3万8900円まで買われたものの、75日線(3万9010円)を捉えることはできず、狭いレンジ内での推移だった。
日米首脳会談を無難に通過したほか、1ドル=152円台とやや円高が一服していることで、ショートカバーを誘う場面もあったとみられる。ただし、祝日を前に積極的な売買は限られたほか、トランプ大統領の相互関税の内容を見極めたいところであり、上値追いを慎重にさせたようだ。
ボリンジャーバンドのバンドは下向きで推移しているため、早い段階で75日線のほか、25日線(3万9160円)を捉えてくるかが注目されそうだ。両線が抵抗線として機能するようだと、-1σに沿った形での調整が意識されて、戻り待ち狙いのショートが入りやすい需給状況になりそうである。
NT倍率は先物中心限月で14.20倍に上昇した。200日線(14.22倍)が抵抗線として意識されているが、本日の高値で終えている。直近のレンジ内での推移ではあるが、トランプ関税による影響が輸出関連株を手掛けづらくさせる半面、AI関連投資によるテック株物色が意識されやすいと考えられ、目先的には200日線突破からのNTロングでのスプレッド狙いを想定しておきたいところだろう。
手口面(3月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万5003枚、ソシエテジェネラル証券が1万1382枚、サスケハナ・ホンコンが3162枚、JPモルガン証券が2240枚、SBI証券が2119枚、日産証券が2001枚、モルガンMUFG証券が1746枚、バークレイズ証券が1462枚、三菱UFJeスマート証券が1023枚、楽天証券が931枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券1万3793枚、ソシエテジェネラル証券が9653枚、バークレイズ証券が4454枚、モルガンMUFG証券が2881枚、JPモルガン証券が2818枚、日産証券が1729枚、ゴールドマン証券が1647枚、ビーオブエー証券が819枚、BNPパリバ証券が673枚、ドイツ証券が617枚だった。
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