オリエンタルランド、第3四半期の売上高、営業利益は過去最高 新エリア開業等が入園者数、ゲスト1人当たり売上高の伸長に寄与
1.第3四半期(10-12月)実績(前年同期比較)
霜田朝之氏:みなさま、こんにちは。執行役員経理部担当の霜田です。本日はお忙しい中、当社の説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。それでは、決算概要についてご説明します。
第3四半期会計期間の実績をご説明します。従前は該当四半期までの累計実績で説明していましたが、当期は第2四半期までの傾向と第3四半期の状況が大きく異なるため、より実態をご理解いただくために本日は、累計ではなく会計期間の実績からご説明します。なお、第3四半期累計の実績は資料の9ページとAppendixに掲載しています。ご参照ください。
第3四半期の実績はご覧のとおりです。前年同期との比較では、ゲスト1人当たり売上高やホテル事業の増などにより、増収増益となりました。
1.第3四半期実績(前年同期比較)
第3四半期の売上高、営業利益の推移はご覧のとおりです。当四半期は過去最高を達成しました。
当期は、ファンタジースプリングスに加えハロウィーンやクリスマスのスペシャルイベントを活用し、東京ディズニーリゾート40周年イベントを実施した前年同期を上回り、高い入園者数とゲスト1人当たり売上高を両立させました。
ゲスト満足度についても、引き続き高い状況が続いています。残り数ヶ月ではありますが現在の中期経営計画もゲスト満足度の維持向上と売上高、営業利益の向上に努めていきます。
1.第3四半期実績(前年同期比較)-主な増減要因
セグメント別の実績と増減要因の詳細をご説明します。テーマパーク事業の売上高は183億円増の1,721億円となりました。
入園者数は、リベンジ消費の落ち着きなどによる旅行需要の減や、東京ディズニーリゾート40周年イベント終了による反動減が継続したものの、ファンタジースプリングスの開業や海外ゲストの増などにより増加しました。
ゲスト1人当たり売上高は、各収入が増加し、過去最高となりました。アトラクション・ショー収入は、ディズニー・プレミアアクセスの増や東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージの増などにより増加しました。
商品販売収入は、ファンタジースプリングス関連商品やスペシャルイベント関連商品により増加し、東京ディズニーリゾート40周年関連商品を販売していた前年同期を上回っています。飲食販売収入は、ファンタジースプリングス開業に伴う新規店舗のオープンなどにより増加しました。
1.第3四半期実績(前年同期比較)-主な増減要因
テーマパーク事業の営業利益は、43億円増の596億円となりました。商品・飲食原価率は商品原価率がほぼ同様となったものの、飲食原価率が原材料の高騰による増に加え、一部食材の外部発注により増加しました。
人件費は、賃金の改定やファンタジースプリングス開業などに伴う労働時間の増による準社員人件費の増などにより増加しました。諸経費は、集客活動の強化による販売促進費の増などにより増加しました。減価償却費は、ファンタジースプリングス開業による新規資産の取得などにより増加しました。
1.第3四半期実績(前年同期比較)-主な増減要因
ホテル事業についてです。東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルの開業や、客室単価の増による宿泊収入の増により、売上高は73億円増の313億円となりました。
営業利益は、東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル開業に伴う各コストの増などにより、27億円増の112億円となりました。
ディズニーホテルについては、好調の継続を踏まえ、下半期より、より柔軟に需要に応じた客室単価の設定を行いました。また、東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージの販売客室数を増やすことで、リゾート全体で体験価値を拡充しました。
1.第3四半期実績(前年同期比較)-主な増減要因
その他の事業は、乗降客数の増加に伴うモノレール事業の増により、売上高は2億円増の43億円となりました。営業利益は、1億円増の7億円となりました。
2.2025年3月期業績の見通し
10月に発表した2025年3月期上半期決算にて、期初予想と比較した通期の想定をお伝えしましたが、第3四半期の進捗状況についてご説明します。
入園者数は、第3四半期は10月の雨天の影響により若干下回ったものの、第4四半期は集客施策の実施などにより増加を見込んでいます。下半期は想定どおりとなる見込みです。
ゲスト1人当たり売上高は、第3四半期はディズニー・プレミアアクセスや商品販売収入が想定以上に上回りました。第4四半期はディズニー・プレミアアクセスの好調が継続するものの、飲食販売収入は減少を見込み、下半期は想定どおりとなる見込みです。
ホテル事業・その他の事業の売上高およびテーマパーク事業のコストは、第3四半期は10月時点の想定どおりに推移し、ほぼ同様となっています。第4四半期および下半期も想定どおりとなる見込みです。
引き続き、期初予想の達成はストレッチな目標ではありますが、第4四半期もカレッジパスポートの販売など、さまざまな施策を実施し、期初予想の達成に向けて邁進していきます。
3.第3四半期累計実績(前年同期比較)
第3四半期累計の実績は、スライドのとおりです。
ゲスト1人当たり売上高やホテル事業の増などにより、減益幅は縮小しました。
4.ファンタジースプリングスのTHEA賞受賞について
2024年11月、ファンタジースプリングスは、テーマ・エンターテイメント協会が制定するTHEA賞を受賞しました。テーマ・エンターテイメント業界で世界的に認知されている栄誉ある賞であり、大変光栄に思っています。
ファンタジースプリングスについては、現時点で順調に運営ができていること、および高いゲスト満足度を担保できていることを鑑み、2025年1月7日からエリアの入場制限を解除しました。
1日当たりの入園者数の上限の変更は、現時点では行っていませんが、今後はパークの運営状況およびゲストの満足度などの検証を重ね、慎重に精査していきます。
アトラクションの体験には、引き続き有償・無償どちらかのパスを取得していただく必要がありますが、より多くのお客さまにファンタジースプリングスを体験していただけるよう努めていきます。今後もファンタジースプリングスにどうぞご期待ください。
本日の私からのご説明は以上となります。ありがとうございました。
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