1月と3月のECB理事会は単純明快 ただし、4月はそうでもない=NY為替
きょうの為替市場はトランプ大統領の関税に関する発言もあって、ドルの買い戻しが優勢となっており、ユーロドルは1.04ドル台前半に下落している。前日は1.05ドル台を一時回復していたが、1.05ドル台での上値抵抗も強く、維持できていない。目先は本日1.03ドル台半ばに来ている21日線まで戻す展開となるか注目される。
今週は30日木曜日にECB理事会が開催され、0.25%ポイントの利下げが確実視されている。現在の雰囲気では一部で出ている大幅利下げの可能性は後退しているものの、ECBは当面利下げを継続し、中銀預金金利を2.00%まで引き下げるとの見方がコンセンサスとなっているようだ。
その中で、今週と3月のECB理事会はかなり単純明快で、むしろ4月以降の政策見通しについて議論する方が遥かに興味深いとの意見が出ている。4月は政策決定の次の重要な戦場となるという。インフレ見通しが目標に達し、成長が近い将来に潜在成長付近で落ち着くことが見込めるようになれば、ECBは利下げを停止するだろうと述べている。その場合に重要なのは、インフレと成長の中期見通しに対するバランスの取れたリスク評価だとも述べている。
市場は今週の利下げを完全に織り込み、3月にも同様の利下げが行われる確率を70%近くで見ている。しかし、4月については意見が分かれている状況ではある。
EUR/USD 1.0430 EUR/JPY 162.31 EUR/GBP 0.8385
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
今週は30日木曜日にECB理事会が開催され、0.25%ポイントの利下げが確実視されている。現在の雰囲気では一部で出ている大幅利下げの可能性は後退しているものの、ECBは当面利下げを継続し、中銀預金金利を2.00%まで引き下げるとの見方がコンセンサスとなっているようだ。
その中で、今週と3月のECB理事会はかなり単純明快で、むしろ4月以降の政策見通しについて議論する方が遥かに興味深いとの意見が出ている。4月は政策決定の次の重要な戦場となるという。インフレ見通しが目標に達し、成長が近い将来に潜在成長付近で落ち着くことが見込めるようになれば、ECBは利下げを停止するだろうと述べている。その場合に重要なのは、インフレと成長の中期見通しに対するバランスの取れたリスク評価だとも述べている。
市場は今週の利下げを完全に織り込み、3月にも同様の利下げが行われる確率を70%近くで見ている。しかし、4月については意見が分かれている状況ではある。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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