プリントネット、営業利益は前期比58.3パーセント増と大きく改善 方針転換や高付加価値商品の売上増加が寄与

2025年8月期第1四半期決算説明

小田原一誠氏：こんにちは。プリントネット執行役員管理本部長の小田原です。本日は決算説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。

2025年8月期第1四半期決算説明を始めます。

2025年8月期第1四半期 損益計算書（前年比較）

はじめに、2025年8月期第1四半期の業績についてご説明します。

2025年8月期第1四半期の売上高は24億4,300万円となり、前期比900万円（0.4パーセント）減少していますが、こちらは大口取引先との交渉を行ったことが影響しています。

営業利益は2億1,100万円で、前期比7,800万円（58.3パーセント）増加しました。売上高よりも利益率を重視する方針に転換したことに加え、付加価値の高い商品の売上が増加したこともあり、前期比で大きく改善されました。

四半期純利益は1億3,800万円で、前期比4,900万円（54.9パーセント）増加した結果、昨年実績より減収増益となりました。

2024年8月期第1四半期と2025年8月期第1四半期の営業利益の差について

続いて、2024年8月期第1四半期と2025年8月期第1四半期の営業利益の差についてご説明します。

先ほどご説明したとおり、売上高より利益率を重視する方針に転換し、高付加価値商品の売上増加などにより、利益率については前年比で大きく改善しました。

また、既存設備の有効活用とコスト抑制のため、計画修繕を実施しています。

売上高 四半期ごとの推移

売上高の四半期ごとの推移については、大口得意先の売上高が減少しているものの、大口以外の得意先の売上高が増加し、結果として堅調に推移しました。

各四半期ごとの売上総利益／売上総利益率推移

各四半期ごとの売上総利益および売上総利益率推移については、売上高より利益率を重視する方針に転換したため、前年比で大きく改善しました。

各四半期ごとのEBITDA推移

各四半期ごとのEBITDA推移については、直近で大きな設備投資はないため、利益増加に合わせて高い水準を維持しています。

2025年8月期 業績予想

2025年8月期の業績予想についてご説明します。

売上高は、対前事業年度より1.0パーセント増の94億200万円を見込んでいます。また、営業利益は対前事業年度比15.2パーセント増の5億1,600万円、経常利益は対前事業年度比14.6パーセント増の5億2,200万円、当期純利益は対前事業年度比51.5パーセント増の3億1,800万円、1株当たり当期純利益は65円98銭を見込んでいます。

株主還元

株主還元について、2024年8月期には長期保有による株主優待を拡充しています。また、配当金は2期連続増配を実施しています。

2024-25シーズン パートナー契約

トピックスについて、地元プロバスケットボールチーム「鹿児島レブナイズ」および地元プロバレーボールチーム「フラーゴラッド鹿児島」と2024から25シーズンのパートナー契約を締結しました。弊社は「地域貢献」「地方創生」に取り組んでいます。

展示会出展

また、プリントネットを広く周知してもらうため「2024九州印刷情報産業展」「SOPTECとうほく2024」など、展示会への出展を行いました。今後も、2025年2月に開催される「Page2025」や同年3月に開催される「JP2025印刷DX展」などに出展を予定しています。

新サイトの立ち上げ 「プリントネットウェア」

2024年7月より、新サイト「プリントネットウェア」をグランドオープンしています。

「プリントネットウェア」の強み

Tシャツや帽子などに印刷を行い、納品することができ、サイト上にてデザインソフト不要で自由にデザインができます。また、1点からの注文が可能となっており、さまざまなアイテムを準備しています。