S&P500月例レポート(2025年1月配信)<前編>

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

最新投稿日時:2025/01/23 11:40 - 「S&P500月例レポート(2025年1月配信)<前編>」(みんかぶ株式コラム)

お知らせ

読み込みに失敗しました。

しばらくしてからもう一度お試しください。

重要なお知らせ すべて見る

S&P500月例レポート(2025年1月配信)<前編>

S&P500月例レポートでは、S&P500の値動きから米国マーケットの動向を解説します。市場全体のトレンドだけではなく、業種、さらには個別銘柄レベルでの分析を行い、米国マーケットの現状を掘り下げて説明します。

THE S&P 500 MARKET:2024年12月
個人的見解:「70歳だったあの頃は、とても良い年だった」

⇒⇒( https://www.youtube.com/watch?v=a9LHD8hIj98 )

69歳だったあの頃は、とても良い年だった(2023年のS&P500指数のトータルリターンはプラス26.29%)
マグニフィセント・セブンにとって、とても良い年だった(マグニフィセント・セブンを除いたS&P500指数の上昇率は9.94%)
株価は日々上昇し続けた、69歳だったあの頃は…
70歳だったあの頃は、とても良い年だった(2024年のS&P500指数のトータルリターンはプラス25.02%)
マグニフィセント・セブンにとって、とても良い年だった(マグニフィセント・セブンを除いたS&P500指数の上昇率は11.75%)
株価は日々上昇し続けた、70歳だったあの頃は…
(2年間の累計では、S&P500指数のトータルリターンはプラス57.88%、マグニフィセント・セブンを除いた上昇率は24.35%)
71歳だったあの頃は…

 2023年はとても困難な年となり、2024年はもっと厳しい年でしたが、どちらも投資家には報いてくれました(少なくとも大型株投資家やビットコイン投資家は利益を得ました)。S&P500指数は2023年に24.23%、2024年に23.31%上昇し、2年間の累計では53.19%上昇となりました。値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回り(指数の騰落率が示唆するほどの力強さはありませんでしたが)、2024年は332銘柄が上昇、169銘柄が下落、2023年は322銘柄が上昇、179銘柄が下落、2年間では353銘柄が上昇、146銘柄が下落しました。もちろん、今さら2022年の話をしたくはないでしょうが、2022年にS&P500指数は19.44%下落し、上昇したのはわずか139銘柄で、363銘柄が下落しました。3年間の累計では、S&P500指数は23.40%上昇(年率換算で7.26%上昇)、274銘柄が上昇、224銘柄が下落し(生存者バイアスがかかっています)、そのうち117銘柄は3年間で20%以上の下落となりました。合計すると、S&P500指数の時価総額は2024年に9兆7600億ドル増加し(2023年は7兆9100億ドル増加、2022年は8兆2300億ドル減少)、さらに配当として総額6300億ドル(過去最高)が投資家に支払われました(2023年は5880億ドル、2022年は5650億ドル。株価が低迷する年でも配当は支払われます)。

 代替投資では、石油価格は1バレル=71.75ドルで年を終えました(2023年末は同71.31ドル、2022年末は同80.45ドル)。金価格は1トロイオンス=2638.40ドルで年を終えました(同2073.60ドル、同1829.80ドル)。VIX恐怖指数は17.42で年を終えました(同21.57、同17.22)。ビットコインは9万3417ドルで年を終えました(同4万2265ドル、同1万6548ドル)。

 金利を見ると、米国10年国債利回りは4.58%で年を終えました(同3.88%、同3.88%)。米国30年国債利回りは4.78%で年を終えました(同4.04%、同3.97%)。その他の主な参考指標として、フェデラルファンド(FF)金利は4.50%で年を終えました(同5.50%、同4.50%)。ガソリン価格(EIAによる全等級)は1ガロン=3.128ドルで年を終えました(同3.238ドル、同3.203ドル)。

 マグニフィセント・セブンに関しては、インデックスファンドを含め、どのような形であれ投資していなかったとしたら、ビットコインに投資しておくべきだったかもしれません。マグニフィセント・セブンは2024年のS&P500指数のトータルリターンの53.1%を占めました。マグニフィセント・セブンを除くと、S&P500指数のトータルリターンはプラス25.02%ではなくプラス11.75%になります。11月5日の米大統領選以降のトータルリターンもプラス1.95%からマイナス0.35%に低下します。2023年のトータルリターンはプラス26.29%からプラス9.94%に低下し、2年間の累計ではS&P500指数のトータルリターンはプラス57.88%、マグニフィセント・セブンを除くとプラス24.35%となります。それでも、年率ではプラス11.5%となり、1926年以降の長期の年率トータルリターンのプラス10.5%を上回ります(ただし、筆者がS&Pに入社した1977年以降の年率リターンのプラス12.0%には届きません)。

 セクター別では、マグニフィセント・セブンが含まれるセクターが好調で、2024年に最も好調だったのはコミュニケーションサービス(アルファベットとメタ・プラットフォームズが含まれます)で38.89%上昇(2021年末以降では27.73%上昇)、次いで情報技術(アップル、マイクロソフト、エヌビディアが含まれます)が35.69%上昇(同50.86%上昇)、一般消費財(アマゾン・ドット・コム、テスラが含まれます)が29.13%上昇(同13.68%上昇)しました。金融セクターにはマグニフィセント・セブン銘柄は含まれませんが、2024年は28.43%上昇し(同23.75%上昇)、公益事業も19.58%上昇(同5.84%上昇)しました。最もパフォーマンスが悪かったのは素材セクターで、2024年は1.83%下落と、唯一下落したセクターとなりました(同7.00%下落)。

インデックスの動き

 ○12月の株式市場は力強いスタートを切り、1週目に史上最高値を4回更新しましたが、その後に下落しました。マグニフィセント・セブンが市場を牽引し、全体では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回りました。ダウ・ジョーンズ工業株価平均(ダウ平均)も終値で4万5000ドルを突破して過去最高値を1回更新しましたが(4万5014.04ドル、最高値更新は2024年に48回目)、やはりその後に下落し、1974年10月以来となる10営業日続落を記録しました。

  ⇒12月にS&P500指数は2.50%と大幅に下落しました(配当込みのトータルリターンはマイナス2.38%)。11月は5.73%上昇(同プラス5.87%)、10月は0.99%下落(同マイナス0.91%)でした。

  ⇒過去3ヵ月間(2024年第4四半期)のS&P500指数の騰落率は2.07%の上昇となりました(同プラス2.41%)。

  ⇒2024年通年では、S&P500指数は23.31%上昇しました(同プラス25.02%)。2023年は24.23%上昇(同プラス26.29%)、2022年は19.44%下落(同マイナス18.11%)でした。

  ⇒12月は値上がり銘柄数が減少し、値下がり銘柄数を大幅に下回り、値上がり銘柄がわずか54銘柄だったのに対し、449銘柄が値下がりしました(11月は385銘柄が値上がり、118銘柄が値下がり、10月は199銘柄が値上がり、304銘柄が値下がり)。

  ⇒12月は21営業日のうち9営業日で上昇しました(11月は20営業日のうち15営業日で上昇、年間では252営業日のうち143営業日で上昇)。5営業日で1%以上変動し、そのうち2営業日が上昇、3営業日が下落(1営業日は2.95%下落)でした。これに対して11月は3営業日で1%以上変動し、そのうち2営業日が上昇(1営業日は2%超上昇)、1営業日が下落でした。2024年通年では50営業日で1%以上変動しました(31営業日で上昇し、そのうち3営業日で2%以上上昇、19営業日で下落し、そのうち4営業日で2%以上下落)。

  ⇒11セクターのうち、3セクターが上昇しました(11月は11セクターすべてが上昇)。

 ○S&P500指数の時価総額は12月に1兆2240億ドル減少して(11月は2兆7930億ドル増加)、49兆8050億ドルとなりました。年間では9兆7660億ドル増加しました。2023年は7兆9060億ドルの増加、2022年は8兆2240億ドルの減少でした。

 ○ダウ平均は、12月に終値での最高値を1回更新し(年初来では48回)、終値で4万5000ドルを突破しました(終値の最高値は4万5014.04ドル、取引時間中の最高値は4万5074.63ドル)。なお、11月は4回、10月は7回、9月は7回、8月は4回、7月は3回、最高値を更新しています。ダウ平均は12月に5.27%下落して(配当込みのトータルリターンはマイナス5.13%)4万2544.22ドルで月を終えました。11月は7.54%上昇して(同プラス7.74%)4万4910.65ドル、10月は1.34%下落して(同マイナス1.26%)4万1763.46ドルでした。過去3ヵ月(2024年第4四半期)では0.51%上昇(同プラス0.93%)、2024年通年では12.88%上昇(同プラス14.99%)となっています。2023年は13.70%の上昇(同プラス16.18%)、2022年は8.78%の下落(同マイナス6.86%)でした。

 ○12月の日中ボラティリティ(日中の値幅を安値で除して算出)は、0.91%と11月の0.83%から上昇しました(10月は0.81%)。2024年通年は0.91%、2023年は1.04%、2022年は1.83%、2021年は0.97%、2020年は1.51%でした(長期平均は1.42%)。

 ○12月の出来高は、11月に前月比17%増加した後に、同3%減少し(営業日数調整後)、前年同月比では1%増加となりました。2024年通年では前年比2%減少しています。2023年は同1%減で、2022年は同6%増でした。

 ○12月は1%以上変動した日数は21営業日中5日(上昇が2日、下落が3日)、2%以上変動した日が1日(下落)ありました。11月は1%以上変動した日数は20営業日中3日(上昇が2日、下落が1日)、2%以上変動した日が1日(上昇)ありました。2024年通年では、1%以上変動した日数は50日(上昇が31日、下落が19日)で、2%以上変動した日数は7日(上昇が3日、下落が4日)でした。2023年は、1%以上変動した日数が250営業日中63日(上昇が37日、下落が26日)、2%以上変動した日数が2日(上昇が1日、下落が1日)でした。12月は21営業日中7日で日中の変動率が1%以上となり、2%以上となった日は2日、3%以上となった日は1日ありました。対して11月は1%以上の変動が20営業日中6日で、2%以上となった日はありませんでした。2024年通年では1%以上の変動が83日、2%以上の変動が11日でした。2023年は1%以上の変動が113日、2%以上の変動が13日、3%以上の変動はありませんでした(直近で3%以上の変動があったのは2022年11月30日)。2022年は1%以上の変動が219日、2%以上の変動が89日、3%以上の変動が20日でした(4%以上の変動が4日、5%以上の変動が1日)。

 過去の実績を見ると、12月は72.9%の確率で上昇し、上昇した月の平均上昇率は2.95%、下落した月の平均下落率は3.19%、全体の平均騰落率は1.31%の上昇となっています。2024年12月のS&P500指数は2.50%の下落でした。

 1月は61.9%の確率で上昇し、上昇した月の平均上昇率は4.19%、下落した月の平均下落率は3.81%、全体の平均騰落率は1.19%の上昇となっています。

 今後の米連邦公開市場委員会FOMCのスケジュールは、2025年は1月28日-29日、3月18日-19日、5月6日-7日、6月17日-18日、7月29日-30日、9月16日-17日、10月28日-29日、12月9日-10日となっています。

主なポイント

 ○12月の株式市場は、第1週こそ大統領選挙後のラリーの継続と力強い資金流入を背景に、4回にわたり終値での最高値を更新しましたが、結局S&P500指数は2.50%下落して月を終えました(配当込みのトータルリターンはマイナス2.38%)。11月は5.73%上昇(同プラス5.87%)、10月は0.99%下落(同マイナス0.91%)、9月は2.02%上昇(同プラス2.14%)、8月は2.28%上昇(同プラス2.43%)、7月は辛うじて1.13%上昇(同プラス1.22%)、6月と5月はそれぞれ3.47%上昇(同プラス3.59%)、4.80%上昇(同プラス4.96%)と、力強い上昇を見せていました。2024年第4四半期は2.07%上昇(同プラス2.41%)、2024年通年では23.31%上昇(同プラス25.02%)しました。

  ⇒12月はマグニフィセント・セブンのパフォーマンスがS&P500指数に極めて大きな影響を及ぼしました。指数の12月騰落率がマイナスだったにもかかわらず、これら7銘柄は全体で上昇しました。具体的には、12月のS&P500指数のトータルリターンはマイナス2.38%でしたが、マグニフィセント・セブンを除くと、リターンはマイナス3.49%となっていたはずです。また、11月5日の大統領選挙後の指数のトータルリターンはプラス1.95%でしたが、7銘柄を除くと、マイナス0.35%となります。2024年通年の指数のリターンに占める7銘柄の割合は53.1%となり、7銘柄を除く、トータルリターンはプラス25.02%からプラス11.75%に低下します。

 ○12月の主なデータ

  ⇒12月に入ってもS&P500指数が最高値を更新する流れは続きました(12月の更新回数は4回)が、こうした月初めの上昇基調は金利に対する警戒感によって中断されました(現時点での市場関係者の2025年の予想利下げ回数は従来の4回から2回に低下)。通常の資産配分の見直しの影響もあり、12月にS&P500指数は2.50%下落しました。11月は全面高の展開で5.73%上昇、10月は0.99%下落、それ以前は5ヵ月連続で指数は上昇していました。具体的には、9月が2.02%、8月が2.28%、7月が1.13%、6月が3.47%、5月が4.80%上昇でした。12月は21営業日のうち9営業日で上昇し(11月は20営業日のうち15営業日で上昇)、値上がり銘柄数が減少し、値下がり銘柄数を大幅に下回りました。値上がり銘柄数が54銘柄であったのに対し、値下がり銘柄数は449銘柄となりました。11月は値上がり銘柄数が385銘柄であったのに対し、値下がり銘柄数は118銘柄でした。10月は値上がり銘柄数が199銘柄であったのに対し、値下がり銘柄数は304銘柄でした。12月の出来高は前月比1%減、前年同月比では2%増となりました。

   →12月は11セクターのうち3セクターが上昇しました。11月は11セクター全てが上昇し、10月は3セクターが上昇しました。12月のパフォーマンスが最高となったのはコミュニケーションサービスで3.49%上昇しました(2024年は38.89%上昇、2021年末比では27.73%上昇)。パフォーマンスが最低だったのは素材で、10.91%下落しました(同1.83%下落、同7.00%下落)。

  ⇒S&P500指数は12月に2.50%下落(配当込みのトータルリターンはマイナス2.38%)して、5881.63で月を終えました。11月は5.73%上昇(同プラス5.87%)して6032.38、10月は0.99%下落(同マイナス0.91%)して5705.45でした。2024年第4四半期の3ヵ月間では2.07%上昇(同プラス2.41%)、2024年通年では23.31%上昇(同プラス25.02%)となりました。2023年通年は24.23%上昇(同プラス26.29%)、2022年は19.44%下落(同マイナス18.11%)でした。

   →12月のS&P500指数は、11月の終値を割り込むことなくスタートし、第1週に最高値を4回更新しました(取引時間中の最高値は6099.97、終値最高値は6090.27)。11月は6回最高値を更新(いずれも11月5日の大統領選挙後)、10月は4回、9月は5回、8月は0回、7月は7回、6月も7回過去最高値を更新しました(5月は2回、4月は0回、3月は8回、2月は8回、1月は6回)。年初来での最高値更新回数は57回となりました。2023年は0回、2022年は1回、2021年は70回でした(過去最高は1995年の77回)。

   →コロナ危機前に付けた2020年2月19日の高値からは73.70%上昇(同プラス87.50%)となっています。

 ○米国10年国債利回りは11月末の4.18%から4.58%に上昇して月を終えました(2023年末は3.88%、2022年末も3.88%、2021年末は1.51%、2020年末は0.92%、2019年末は1.92%、2018年末は2.69%、2017年末は2.41%)。30年国債利回りは11月末の4.36%から4.78%に上昇して取引を終えました(同4.04%、同3.97%、同1.91%、同1.65%、同2.30%、同3.02%、同3.05%)。

 ○英ポンドは11月末の1ポンド=1.2731ドルから1.2520ドルに下落し(同1.2742ドル、同1.2099ドル、同1.3525ドル、同1.3673ドル、同1.3253ドル、同1.2754ドル、同1.3498ドル)、ユーロは11月末の1ユーロ=1.0574ドルから1.0360ドルに下落しました(同1.0838ドル、同1.0703ドル、同1.1379ドル、同1.2182ドル、同1.1172ドル、同1.1461ドル、同1.2000ドル)。円(対米ドル)は11月末の1ドル=149.66円から157.32円に下落し(同141.02円、同132.21円、同115.08円、同103.24円、同108.76円、同109.58円、同112.68円)、人民元は11月末の1ドル=7.2428元から7.2979元に下落しました(同7.1132元、同6.9683元、同6.3599元、同6.6994元、同6.9633元、同6.8785元、同6.5030元)。

 ○12月末の原油価格は4.6%上昇し、11月末の1バレル=68.61ドルから同71.75ドルとなりました(2023年末は同71.31ドル、2022年末は同80.45ドル)。米国のガソリン価格(EIAによる全等級)は12月に1.2%下落し、1ガロン=3.128ドルとなりました(11月末は3.166ドル、2023年末は同3.238ドル、2022年末は同3.203ドル、2021年末は同3.375ドル)。2020年末から原油価格は48.2%上昇し(2020年末は1バレル=48.42ドル)、ガソリン価格は34.2%上昇しました(2020年末は1ガロン=2.330ドル)。

  ⇒2024年11月時点のEIAの報告によると、ガソリン価格の内訳は、56%が原油、19%が販売・マーケティング費、9%が精製コスト、17%が税金となっています。

 ○金価格は11月末の1トロイオンス=2682.70ドルから下落し、2638.40ドルで12月の取引を終えました(2023年末は2073.60ドル、2022年末は1829.80ドル、2021年末は1901.60ドル、2020年末は1520.00ドル、2019年末は1284.70ドル、2018年末は1305.00ドル)。

 ○VIX恐怖指数は11月末の13.51から17.42に上昇して12月を終えました。月中の最高は28.32、最低は12.70でした(2022年末は21.67、2021年末は17.22、2020年末は22.75、2019年末は13.78、2018年末は16.12)。

  ⇒同指数の2024年の最高は75.73、最低は10.62でした。

  ⇒同指数の2023年の最高は30.81、最低は11.81でした。

  ⇒同指数の2022年の最高は38.89、最低は16.34でした。

  ⇒同指数の2021年の最高は37.51、最低は14.10でした。

  ⇒同指数の2020年の最高は85.47、最低は11.75でした。

 ○目標株価は引き続き上昇しています。S&P500指数に対する市場関係者の1年後の目標株価は2023年11月末時点から13ヵ月連続で上昇し、現在値から14.1%上昇の6709となっています(11月末時点では9.0%上昇の6576、10月末時点では6394)。それ以前の目標値は、9カ月連続の低下から11カ月連続の上昇を経て、2023年11月まで2カ月連続で低下していました。ダウ平均の目標株価も3カ月連続の上昇から2カ月連続の低下を経て、11月まで13カ月連続して上昇し、12月末時点では現在値から13.0%上昇の4万8092ドルとなっています(11月末時点では5.0%上昇の4万7165ドル、10月末時点では4万5704ドル)。

<後編>へ続く
 


配信元: みんかぶ株式コラム

みんかぶおすすめ