米外為市場サマリー:FRB高官発言を支えに158円10銭台に戻す
9日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=158円14銭前後と前日に比べて20銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=162円87銭前後と同50銭強のユーロ安・円高だった。
米長期金利の上昇が一服するなかドル円相場は157円58銭まで軟化する場面があったものの、複数の米連邦準備理事会(FRB)高官が相次いで追加利下げに慎重な考えを示したことがドルを下支えした。米ボストン連銀のコリンズ総裁がイベントで「政策金利の調整ではよりゆっくりとしたアプローチが必要」と述べたほか、米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は講演で「経済見通しを巡る不確実性が高まるなか、直ちに利下げを実施する必要はない」と指摘。ボウマンFRB理事は講演でインフレ率が高止まりするリスクから高金利政策の維持を訴えた。ただ、この日はカーター元米大統領の追悼の日で米株式市場が休場だったことや、米12月雇用統計の発表を10日に控えていることから模様眺めムードが広がりやすく、戻りは限定的だった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0300ドル前後と前日に比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高だった。
出所:MINKABU PRESS
米長期金利の上昇が一服するなかドル円相場は157円58銭まで軟化する場面があったものの、複数の米連邦準備理事会(FRB)高官が相次いで追加利下げに慎重な考えを示したことがドルを下支えした。米ボストン連銀のコリンズ総裁がイベントで「政策金利の調整ではよりゆっくりとしたアプローチが必要」と述べたほか、米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は講演で「経済見通しを巡る不確実性が高まるなか、直ちに利下げを実施する必要はない」と指摘。ボウマンFRB理事は講演でインフレ率が高止まりするリスクから高金利政策の維持を訴えた。ただ、この日はカーター元米大統領の追悼の日で米株式市場が休場だったことや、米12月雇用統計の発表を10日に控えていることから模様眺めムードが広がりやすく、戻りは限定的だった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0300ドル前後と前日に比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高だった。
出所:MINKABU PRESS
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