ドル円、157円台半ば 状況に変化はなし=NY為替序盤
きょうの為替市場でドル円は、東京時間に一旦158円台を回復していたものの、海外時間に入って157円台半ばに戻している。状況に変化はなく下押す動きがない一方、上値にも慎重で157円台を中心としたレンジ取引が続いている。
ドル円の上値期待は根強い。日米金利差が想定ほど縮小せず、ドル先高観と円先安観が強まっている。前日に米商品先物協会(CFTC)から発表された建玉報告によると、レバレッジファンドの円の売り越しは約5カ月ぶりの水準に積み上がった。ファンド勢は積極的な円ショート形成には慎重なものの、高くなればショートを積み増しているようだ。
金曜日の米雇用統計を確認したい意向も強いものと見られる。一部からは予想を下回る内容であれば、ドルロングが積み上がっている分、急落する可能性があるとの指摘も出ている。市場では、年内の1回か2回のFRBの利下げ、米経済の回復、そしてインフレ圧力がすでにかなり織り込まれており、ドルは極めて割高に見えるとの指摘も出ている。
本日はこのあと米求人件数とISM非製造業景気指数の発表が日本時間0時に予定されている。また、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
7日(火)
156.85 (4.5億ドル)
8日(水)
157.50 (15.0億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ドル円の上値期待は根強い。日米金利差が想定ほど縮小せず、ドル先高観と円先安観が強まっている。前日に米商品先物協会(CFTC)から発表された建玉報告によると、レバレッジファンドの円の売り越しは約5カ月ぶりの水準に積み上がった。ファンド勢は積極的な円ショート形成には慎重なものの、高くなればショートを積み増しているようだ。
金曜日の米雇用統計を確認したい意向も強いものと見られる。一部からは予想を下回る内容であれば、ドルロングが積み上がっている分、急落する可能性があるとの指摘も出ている。市場では、年内の1回か2回のFRBの利下げ、米経済の回復、そしてインフレ圧力がすでにかなり織り込まれており、ドルは極めて割高に見えるとの指摘も出ている。
本日はこのあと米求人件数とISM非製造業景気指数の発表が日本時間0時に予定されている。また、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
7日(火)
156.85 (4.5億ドル)
8日(水)
157.50 (15.0億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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