ダウ平均は9日続落 本日はナスダックも反落=米国株概況
NY株式17日(NY時間16:21)(日本時間06:21)
ダウ平均 43449.90(-267.58 -0.61%)
S&P500 6050.61(-23.47 -0.39%)
ナスダック 20109.06(-64.83 -0.32%)
CME日経平均先物 39355(大証終比:-45 -0.11%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は9日続落したほか、本日はIT・ハイテク株も売りが優勢となり、ナスダックも反落している。ダウ平均の9日続落は1978年代以来。
市場は明日のFOMCの結果発表を待っている。市場の見方に変化はない。今回は0.25%ポイントの利下げを確実視している一方、依然としてインフレ圧力は根強く、FRBは利下げに慎重姿勢を強調してくると見られているようだ。
今回のFOMCは政策委員の金利見通し(ドット・プロット)も公表され最注目となるが、来年は2回の利下げに留まると市場は見ているようだ。ドット・プロットがその見方を裏付けるか注目される。また、今回の利下げで利下げを一旦止める可能性があるとの見方も出ている。
ただ、市場の株高期待は根強く、投資家は年末にかけてのラリーの可能性に注目している。一部からは「市場は不安の壁を登るのが好きだ。歴史的に見るとS&P500が上昇した年には、その勝者たちを走らせておきたいと思うものだ。1990年以降、その年の上位3セクターは、翌年には平均して3%ポイントのパフォーマンスを上げる傾向が75%の割合で見られる」との指摘も出ていた。
ファイザー<PFE>が上昇。取引開始前に2025年度のガイダンスを公表し、売上高は610億-640億ドルと予想の632億ドルを若干下回る見通しを示した。1株利益は2.80-3.00ドルを見込み、予想の2.89ドルを上回っている。同社が不適切に経営されているというアクティビスト(物言う株主)の主張を退ける一歩を踏み出したと見られている模様。
EV用急速充電インフラを手掛けるEVゴー<EVGO>が大幅安。大株主のLSパワーエクイティパートナーズIVの関連会社が金融機関を通じて2300万株の売り出しを実施すると発表した。後払い決済システムなど次世代プラットフォームを手掛けるアファーム<AFRM>が時間外で下落。7億5000万ドル規模の転換社債の発行を計画していると伝わった。
米鉄鋼最大手のニューコア<NUE>が下落。前日引け後に10-12月期(第4四半期)のガイダンスを公表し、1株利益が予想を大きく下回った。
後払い決済システムなど次世代プラットフォームを手掛けるアファーム<AFRM>が下落。7億5000万ドル規模の転換社債の発行を計画していると伝わった。
ドローン製造のレッドキャット<RCAT>が大幅反落。前日引け後に発表した8-10月期決算(第2四半期)で売上高が予想の半分にも満たなかった。
金融分野のシステムを手掛けるマイテック・システムズ<MITK>が大幅高。前日引け後に8-10月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を大きく上回った。
エンジニアリングのアメンタム<AMTM>が決算を受け下落。売上高は7%増の83.9億ドルとなったが、事前予想の137億ドルを大きく下回ったことが嫌気されている模様。
出会い系のマッチングサイト運営のマッチ・グループ<MTCH>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の40ドルから32ドルに引き下げた。
本日もユナイテッドヘルス<UNH>、CVSヘルス<CVS>、シグナ<CI>といった薬剤給付管理(PBM)部門を有する銘柄が下落している。本日はファイザー<PFE>がガイダンスを公表していたが、その際にファイザーのボーラCEOのPBMに関する発言が嫌気されている模様。
量子コンピュータのクオンタム・コンピューティング<QUBT>が急伸。米航空宇宙局(NASA)のゴダード宇宙飛行センターから受注を獲得したと発表した。
太陽光のソーラーエッジ<SEDG>が大幅高。アナリストが投資判断を「売り」から「買い」に2段階引き上げ、目標株価を19ドルに設定した。
イスラエルのジェネリック医薬品のテバ・ファーマ<TEVA>が大幅高。仏サノフィと共同開発している炎症性腸疾患の治療薬の臨床試験(フェーズ2b)で主要評価項目を達成したと発表した。
ファイザー<PFE> 26.43(+1.18 +4.67%)
EVゴー<EVGO> 4.68(-1.64 -25.95%)
ニューコア<NUE> 120.98(-3.18 -2.56%)
アファーム<AFRM> 70.89(-1.97 -2.70%)
レッド・キャット<RCAT> 9.67(-0.78 -7.46%)
マイテック<MITK> 10.93(+1.44 +15.17%)
アメンタム<AMTM> 21.51(-2.27 -9.55%)
マッチ<MTCH> 31.58(-0.78 -2.41%)
クオンタム・コンピュ<QUBT> 16.79(+5.71 +51.53%)
ユナイテッドヘルス<UNH> 485.52(-12.98 -2.60%)
CVSヘルス<CVS> 44.04(-2.56 -5.49%)
シグナ<CI> 265.59(-7.67 -2.81%)
ソーラーエッジ<SEDG> 14.37(+2.05 +16.64%)
テバ・ファーマ<TEVA> 20.88(+4.37 +26.47%)
アップル<AAPL> 253.48(+2.44 +0.97%)
マイクロソフト<MSFT> 454.46(+2.87 +0.64%)
アマゾン<AMZN> 231.15(-1.78 -0.76%)
アルファベットC<GOOG> 197.12(-1.04 -0.52%)
テスラ<TSLA> 479.86(+16.84 +3.64%)
メタ<META> 619.44(-4.80 -0.77%)
AMD<AMD> 125.02(-1.67 -1.32%)
エヌビディア<NVDA> 130.39(-1.61 -1.22%)
イーライリリー<LLY> 778.62(-0.38 -0.05%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 43449.90(-267.58 -0.61%)
S&P500 6050.61(-23.47 -0.39%)
ナスダック 20109.06(-64.83 -0.32%)
CME日経平均先物 39355(大証終比:-45 -0.11%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は9日続落したほか、本日はIT・ハイテク株も売りが優勢となり、ナスダックも反落している。ダウ平均の9日続落は1978年代以来。
市場は明日のFOMCの結果発表を待っている。市場の見方に変化はない。今回は0.25%ポイントの利下げを確実視している一方、依然としてインフレ圧力は根強く、FRBは利下げに慎重姿勢を強調してくると見られているようだ。
今回のFOMCは政策委員の金利見通し(ドット・プロット)も公表され最注目となるが、来年は2回の利下げに留まると市場は見ているようだ。ドット・プロットがその見方を裏付けるか注目される。また、今回の利下げで利下げを一旦止める可能性があるとの見方も出ている。
ただ、市場の株高期待は根強く、投資家は年末にかけてのラリーの可能性に注目している。一部からは「市場は不安の壁を登るのが好きだ。歴史的に見るとS&P500が上昇した年には、その勝者たちを走らせておきたいと思うものだ。1990年以降、その年の上位3セクターは、翌年には平均して3%ポイントのパフォーマンスを上げる傾向が75%の割合で見られる」との指摘も出ていた。
ファイザー<PFE>が上昇。取引開始前に2025年度のガイダンスを公表し、売上高は610億-640億ドルと予想の632億ドルを若干下回る見通しを示した。1株利益は2.80-3.00ドルを見込み、予想の2.89ドルを上回っている。同社が不適切に経営されているというアクティビスト(物言う株主)の主張を退ける一歩を踏み出したと見られている模様。
EV用急速充電インフラを手掛けるEVゴー<EVGO>が大幅安。大株主のLSパワーエクイティパートナーズIVの関連会社が金融機関を通じて2300万株の売り出しを実施すると発表した。後払い決済システムなど次世代プラットフォームを手掛けるアファーム<AFRM>が時間外で下落。7億5000万ドル規模の転換社債の発行を計画していると伝わった。
米鉄鋼最大手のニューコア<NUE>が下落。前日引け後に10-12月期(第4四半期)のガイダンスを公表し、1株利益が予想を大きく下回った。
後払い決済システムなど次世代プラットフォームを手掛けるアファーム<AFRM>が下落。7億5000万ドル規模の転換社債の発行を計画していると伝わった。
ドローン製造のレッドキャット<RCAT>が大幅反落。前日引け後に発表した8-10月期決算(第2四半期)で売上高が予想の半分にも満たなかった。
金融分野のシステムを手掛けるマイテック・システムズ<MITK>が大幅高。前日引け後に8-10月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を大きく上回った。
エンジニアリングのアメンタム<AMTM>が決算を受け下落。売上高は7%増の83.9億ドルとなったが、事前予想の137億ドルを大きく下回ったことが嫌気されている模様。
出会い系のマッチングサイト運営のマッチ・グループ<MTCH>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の40ドルから32ドルに引き下げた。
本日もユナイテッドヘルス<UNH>、CVSヘルス<CVS>、シグナ<CI>といった薬剤給付管理(PBM)部門を有する銘柄が下落している。本日はファイザー<PFE>がガイダンスを公表していたが、その際にファイザーのボーラCEOのPBMに関する発言が嫌気されている模様。
量子コンピュータのクオンタム・コンピューティング<QUBT>が急伸。米航空宇宙局(NASA)のゴダード宇宙飛行センターから受注を獲得したと発表した。
太陽光のソーラーエッジ<SEDG>が大幅高。アナリストが投資判断を「売り」から「買い」に2段階引き上げ、目標株価を19ドルに設定した。
イスラエルのジェネリック医薬品のテバ・ファーマ<TEVA>が大幅高。仏サノフィと共同開発している炎症性腸疾患の治療薬の臨床試験(フェーズ2b)で主要評価項目を達成したと発表した。
ファイザー<PFE> 26.43(+1.18 +4.67%)
EVゴー<EVGO> 4.68(-1.64 -25.95%)
ニューコア<NUE> 120.98(-3.18 -2.56%)
アファーム<AFRM> 70.89(-1.97 -2.70%)
レッド・キャット<RCAT> 9.67(-0.78 -7.46%)
マイテック<MITK> 10.93(+1.44 +15.17%)
アメンタム<AMTM> 21.51(-2.27 -9.55%)
マッチ<MTCH> 31.58(-0.78 -2.41%)
クオンタム・コンピュ<QUBT> 16.79(+5.71 +51.53%)
ユナイテッドヘルス<UNH> 485.52(-12.98 -2.60%)
CVSヘルス<CVS> 44.04(-2.56 -5.49%)
シグナ<CI> 265.59(-7.67 -2.81%)
ソーラーエッジ<SEDG> 14.37(+2.05 +16.64%)
テバ・ファーマ<TEVA> 20.88(+4.37 +26.47%)
アップル<AAPL> 253.48(+2.44 +0.97%)
マイクロソフト<MSFT> 454.46(+2.87 +0.64%)
アマゾン<AMZN> 231.15(-1.78 -0.76%)
アルファベットC<GOOG> 197.12(-1.04 -0.52%)
テスラ<TSLA> 479.86(+16.84 +3.64%)
メタ<META> 619.44(-4.80 -0.77%)
AMD<AMD> 125.02(-1.67 -1.32%)
エヌビディア<NVDA> 130.39(-1.61 -1.22%)
イーライリリー<LLY> 778.62(-0.38 -0.05%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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