【QAあり】はるやまHD、売上減収なるも価格見直し奏功で売上総利益率は改善 売上高はEC売上拡大等により下期で挽回を図る

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最新投稿日時:2024/12/10 17:00 - 「【QAあり】はるやまHD、売上減収なるも価格見直し奏功で売上総利益率は改善 売上高はEC売上拡大等により下期で挽回を図る」(ログミーファイナンス)

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【QAあり】はるやまHD、売上減収なるも価格見直し奏功で売上総利益率は改善 売上高はEC売上拡大等により下期で挽回を図る

投稿:2024/12/10 17:00

エグゼクティブ・サマリー

西山剛生氏(以下、西山):CFOの西山です。こちらのスライドは本日のサマリーです。まず、前期の業績概要についてご説明します。

売上高は前年同期比2.3パーセント減の138億4,500万円となりました。主な減収要因は、コロナ禍後に好調だったビジネスアイテムの需要が沈静化したことと、長引く猛暑の影響です。

経常利益段階では積極的な店舗の修繕・改装や、賃上げによる人件費増加で販売管理費が前年同期比1.3パーセント増加したことにより、9億5,800万円の経常赤字となり、前年同期比で2億6,500万円減少しました。

今期の業績見通しは、売上高360億円、前年同期比0.2パーセント増を計画しています。営業利益は5億円、経常利益は8億円と、それぞれ期初の見通しどおりです。

経営戦略については、我々のビジョンである「地域に必要とされる店に」の実現に向けた実施事項を、スライド下部に記載しています。

目次

こちらのスライドは、本日のご説明内容です。

会社概要・事業概要

当社グループの概要についてご説明します。まず当社の会社概要と事業概要についてです。当社グループの事業内容としては、主にメンズ、レディスのアパレル関連商品の販売を行っており、昨年度の連結売上高は359億円、9月末時点のグループ従業員数は1,238名、合計店舗数は372店舗となっています。

スライド右側の主なショップブランドとしては、ロードサイドで展開している創業当時からの主力ブランド「はるやま」、ショッピングセンターやターミナル駅ビルなどに展開している「P.S.FA」があります。正式名称は「パーフェクトスーツファクトリー」で、比較的若い方を対象としたスーツショップブランドです。

さらに、大きいサイズのお客さまをターゲットにし、ビジネスからカジュアルまでファッション全般に展開している「大きいサイズの店 フォーエル」があります。ほかにも、「TRANS CONTINENTS」というブランドでは、ファッション感度の高い方をターゲットにしたショップを展開しています。また、北陸地方を中心に展開しているメンズファッション専門店「モリワンワールド」も、当社グループのショップブランドです。

2025年3月期 第2四半期 連結損益計算書

2025年3月期第2四半期の業績概要についてご説明します。スライド左側の表は、前期と今期第2四半期の損益計算書の比較です。右側のグラフは、売上高、経常利益、経常利益率の5ヶ年の推移です。

今期の売上高は前年同期比で2.3パーセントの減収となりました。主な要因は、店舗の統廃合、長引く猛暑の影響、コロナ禍後に好調だったビジネスアイテムの需要が沈静化などです。一方、EC売上高は前年同期比で12.5パーセントの増収となっています。

スライド右上のグラフを過去から長めに見ると、売上高はコロナ禍で大きく落ち込みました。しかし、店舗統廃合に着手したことで、2021年3月期の445店舗から、前期末には374店舗と71店舗減少しました。それにより、コロナ禍の収束に伴い、1店舗当たりの売上高は上昇しましたが、全体の売上高は微減傾向となっています。

損益面でも、2025年3月期第2四半期の経常損失は9億5,800万円となり、積極的な店舗の修繕・改装、賃上げによる人件費増加などにより、前年同期比で2億6,500万円の赤字拡大となりました。一方、昨年発生したシステム開発の中断による特別損失4億5,900万円が今期はないことから、当期純利益は12億7,100万円の赤字となり、前年同期比で1億7,200万円の赤字縮小となっています。

既存店売上高推移

スライド上段のグラフは、4月から9月までの販売増減を月ごとに表したものです。既存店ベースでの売上高、お客さま1人当たりのお買い上げ単価、客数を前年と比較してご覧いただけます。

売上高は、フォーマルやレディス重衣料が堅調に推移したものの、上期全体では既存店ベースで前年比98.6パーセントにとどまる結果となりました。

客数においては、4月と5月はやや苦戦しましたが、6月には夏物の機能性商品やセールの展開が功を奏し、前年を大幅に上回る結果となりました。しかし、7月以降は長引く猛暑の影響で、秋物商品の立ち上がりが遅れ、客数の減少が課題として浮上しています。

お買い上げ単価は、昨年に続き100パーセント以上を維持し、上期では103.7パーセントと堅調に推移しました。前期から取り組んでいる販売価格の見直しが奏功した結果ですが、原価の上昇も続いており、引き続き見直しに取り組んでいきます。

経常利益 増減要因分析

スライドのグラフは、2025年3月期第2四半期の経常利益の増減を個別の要因に分解したものです。売上高の減少により前年同期比で2億円の減益となりましたが、売上総利益率が0.4パーセント改善したことにより、前年同期比で5,000万円の増益となりました。

販売管理費は、期初に計画していた賃上げや積極的な店舗の修繕・改装、「ほっとひと息ステーション」の増設などにより、前年同期比で1.3パーセント増加しました。これらの要因を通算して、経常損失は前期の6億9,200万円から9億5,800万円となりました。

下期はスーツをはじめする主力商品の需要期を迎えるため、売上高の挽回に積極的に取り組んでいきます。さらに経費の見直しも行い、各段階利益の挽回にも努めていきます。

2025年3月期 第2四半期 連結貸借対照表

こちらのスライドは、連結貸借対照表です。負債勘定で金融債務の圧縮が大きく進展しています。長期借入金の約定返済が進んだことで、前年同期比で19億2,100万円の借入圧縮となりました。

借入金返済が進んだため、総資産が前年同期比で8億9,400万円減少し、自己資本比率は51.7パーセントから53.6パーセントに向上しています。資産効率を高めることで、今後は前向きな成長投資を伴う経営戦略を展開できる環境を整えていきます。

2025年3月期 第2四半期 連結キャッシュフロー計算書

連結キャッシュフロー計算書についてです。スライドでは、第2四半期のキャッシュフロー計算書を前年同期と比較しています。

この期間の営業キャッシュフローは29億3,200万円の支出となり、前年同期の支出金額から1億7,500万円増加しました。投資キャッシュフローは店舗関連の投資やソフトウェアへの投資を進めており、2億9,500万円の支出がありました。

財務キャッシュフローは長期借入金の返済が進んだことで、19億5,900万円の支出となりました。その結果、期末預金残高は86億3,900万円と、前年同期比で7億8,400万円減少しています。

2025年3月期第2四半期 出退店状況

スライドのグラフは、店舗数の推移と5年間の出退店の動きを示しています。この上期は4店舗出店し、6店舗退店しました。そのうち3店舗は移転と屋号の変更による退店と出店です。

今年9月には、初となる「はるやま」と「大きいサイズの店 フォーエル」の併設店舗を「アリオ葛西」にオープンしました。ワンストップで幅広いラインアップをご覧いただける新感覚のハイブリッド店舗を出店しています。

「はるやま」では唯一の東京23区内での出店となります。洗練された印象で、デザインにこだわったレディスブランドの取り扱いをメインに打ち出すなど、従来の「はるやま」をアップデートした新しい店作りを目指しています。

今期の取組状況

昨年3月に、東証から「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」の要請が発せられました。当社においては、前回6月の決算説明会で対応方針をお伝えしましたが、今回はその後の経過をご説明します。

このテーマについては、昨年12月の決算説明会から継続的に取り上げてきました。まずは、6月に示した今期の取組課題の振り返りです。

前回の説明会では、PBR1倍以下という現状を打破し、株価を引き上げるためには、第一に収益力を高め、持続的な成長力を取り戻すことが課題であるという認識をお伝えしました。そのためには、コロナ禍の前後から抑制してきた投資活動を適切な規模で進める必要があると判断しました。

その上で、今期の取組課題として投資活動のギアを上げることを掲げ、店舗の改装や修繕、DX投資、人的資本投資への取組もスタートしています。一方で、スライド右下のグラフのとおり、期初からの株価は低調な動きで、PBRも0.4倍台とふがいない状況です。今後、期初に設定した取組課題に沿って、しっかりと進めていきます。

第2四半期までの取組み経過

こちらのスライドでは、今期の具体的な取組経過を示しています。1つ目は、投資活動です。中身については、後ほど、経営戦略の中で詳しくご説明します。

2つ目は、11月14日に開示した「自己株式の買取」です。資本効率を高め、株主のみなさまへの還元策として、70万株を上限とする自社株買いを進めています。この進捗状況も12月3日に開示しており、これまでに6万株を超える株式取得ができています。

3つ目は、投資家や株主のみなさまへの情報開示策です。まず、この決算説明会の資料を多くの投資家のみなさまに届けられるように、複数のIR情報発信チャネルへ掲載します。さらに、12月2日に、当社ホームページを全面的にリニューアルし、デザインの一新と見たい情報へのアクセス向上を図っています。

なお、これらの具体的な施策は、引き続きスピード感を持って推進し、その進捗状況や成果について分析・評価を行い、アップデートしていきます。

2025年3月期 業績予想

中村宏明氏:代表取締役社長の中村です。私からは業績予想と経営戦略についてご説明します。

スライドの表には、前期の実績と今期の業績予想を記載しています。今期の売上高は、ECの売上拡大、レディス売上の拡大、「ほっとひと息ステーション」の増設等による下期の挽回を含め、通期では微増を見込んでいます。一方、販売管理費は前期比で若干の増加を見込んでいるため、営業利益以下の段階利益は減益となる見込みです。

販売管理費の内訳としては、給与水準の改訂、従業員の教育・研修の拡充など、人的資本投資を行うことも計画しています。さらに、上期に実施した店舗看板や内外装の修繕、「ほっとひと息ステーション」の開設など、店舗関連の支出も増加を見込んでいます。下期はその効果も見定めながら進めていきます。

これらの背景については、経営戦略の中でご説明します。具体的な今期の業績は、売上高360億円、営業利益5億円、経常利益8億円、当期純利益3億円を見込んでいます。

既存事業を改革・進化させる為の移行ステージ

スライドのグラフは、過去から長めに見た業績動向と将来の成長イメージです。左側は店舗数と売上高、右側は経常利益と経常利益率の推移となっています。

先ほどご説明したとおり、今期は増収減益となる見込みです。繰り返しになりますが、心地よい買い物空間を整備するための店舗設備への投資、デジタルを起点とした事業改革のための投資、エンゲージメントを向上させるための人への投資など、経営基盤の整備に関わるコスト増加を織り込んでいます。

このような取組は単年度で完結するものではありません。将来、持続的な成長軌道に乗せるための先行投資と位置づけ、進行年度の収益状況や業界環境を確認しながら、修正を加えつつ、複数年次で取り組んでいきます。

配当方針並びに配当予想

配当については、これまでの安定配当方針を継続したいと考えており、年間配当も1株15.5円での配当継続を予想しています。利益還元については、引き続き経営上の最重要課題の1つとして位置づけ、安定的な配当の維持・継続を基本方針として踏襲していきます。

ビジョン「地域に必要とされる店に」を実現する為の経営戦略

ここからは、今後の経営戦略と4つの「シン」を実現するための取組課題として、上期に取り組んだ内容をご説明します。

当社では市場の変化をにらみながら、企業文化の変革にチャレンジすべく、経営戦略のテーマとして「シン・HARUYAMA」を掲げています。「シン」とは、当社のビジョンである「地域に必要とされる店に」を実現するための柱となるもので、スライド上段で示す「信頼」「進化」「自信」「新規」の4つです。

この4つの「シン」を実現し、企業文化の変革に取り組むための課題が、スライド下段の5つの取組課題です。1つ目が「商品・サービスを再編成する」、2つ目が「デジタルを起点とした新たな事業改革を加速する」、3つ目が「店舗力を高める」、4つ目が「企業文化を変革しエンゲージメントを向上する」、5つ目が「サステナビリティの重要性を認識し社会的責任を果たす」です。以上の5つに全社で取り組んでいきます。

次のスライドからは、この5つの取組課題を具体的にご説明します。

商品・サービスを再編成する はるやま事業部

1つ目の「商品・サービスを再編成する」ための取組として、はるやま事業部では新ブランドの商品展開拡大や「アイシャツ」にさらなる進化をもたらす、科学ブランディングの強化を行っています。

上期に展開を開始したメンズの「KATHARINE E HAMNETT」とレディスの「INDIVI」は、お客さまから大変好評を得ており、レディスでは30代以上の客層をうまく取り込むことができました。

オンリーワン商品の代表である「アイシャツ」は、女性にとってうれしい透け防止機能や夏向けの涼しさにこだわり、吸湿・放湿性がある快適複合素材の「バイオセンサー」や、ひんやりした肌触りのキシリトール加工を施すなど、さらに進化した商品を展開しています。

また、お客さまにもっと便利に、もっと快適に店舗を利用してもらうために、各種サービスを提供している「ほっとひと息ステーション」は、6月に新たに2店舗オープンし、下期にも8店舗、はるやま店舗内に導入します。上期は新潟県と鹿児島県に出店しており、どちらも県内初導入の店舗となりました。より快適に過ごしてもらうために、リラックススペースとリラクゼーションスペースを二分したレイアウトにしています。

その結果、6月に導入した2店舗の売上高は、既存店に比べて前年同期比で約8ポイント上回り、「ほっとひと息ステーション」の導入による相乗効果も発揮しています。

商品・サービスを再編成する P.S.FA事業部 フォーエル事業部

P.S.FA事業部では、各オリジナルブランドのターゲット顧客を明確にイメージし、一人ひとりのお客さまの目的や価値観に合った商品・サービスの提供を行います。

今年4月にリニューアルオープンした「P.S.FA イオンモール橿原店」と「P.S.FA 越谷レイクタウンkaze店」では、店舗内に「TOKYO RUN」「TRANS CONTINENTS」、レディスの「Perfect Suit FActory」と、ブランド別にゾーニングして展開しました。これにより、パーソナルスタイリングをお求めのお客さまのニーズに最大限に対応しています。

また、機能特化の「凄脚パンツ」において販促企画と商品の連動を強化することにより、上期のメンズスラックスの売上高は前年同期比111.4パーセントと伸長しました。

フォーエル事業部では「世界中の身体の大きな人を笑顔にする」をテーマに、お客さまのお悩みを解決できるような品揃えを強化しています。マーケットインの商品開発では、実際にお客さまの声を聞く座談会やアンケートを行いました。サイズ・デザインに関するお客さまのお悩みをリサーチし、お客さまが本当に欲しいウェアを実現しています。

プライベートブランドの「EL.FO」では最新技術の3Dスキャンを駆使し、人間工学に基づいた設計を行っています。また、注文した商品を自宅で試着し、合わなかったものは無料で返送できる「ご試着キャンペーン」にて、ECサイトの売上を伸長させました。

デジタルを起点とした新たな事業改革を加速する

2つ目の取組課題「デジタルを起点とした新たな事業改革を加速する」についてです。今春にスタートしたマーケティング部では、消費者調査や分析を行い、ブランディングの再強化を進めています。

継続して行われている「スタッフコーデ」では、2024年入社の新入社員も続々登場し、ビジネスファッションに悩む同世代に向けて、親近感ときちんと感のあるスタイリングを提案しています。

スライド右側の図は、棒グラフがECの売上高で、折れ線グラフが全社の売上高に対するEC比率です。ともに継続的に上昇しています。自社ECに加え、「ZOZOTOWN」や「Amazon」などのECプラットフォームでの商品展開を強化し、売上の拡大に貢献しています。

店舗力を高める

3つ目の取組課題「店舗力を高める」では、先ほどお話しした「ほっとひと息ステーション」の導入や、既存店舗の設備投資を積極的に行いました。改装によってお客さまが買い物しやすい環境を整えると同時に、従業員のエンゲージメントを高めることにもつながるため、複数年次で継続的に取り組んでいます。

また、店舗不動産や駐車場を有効的に活用するため転貸事業にも力を入れ、スーツ事業以外での収入を確保しています。駐車場の一部をコインパーキングとして開放し、店舗を利用しない方にも便利に使っていただけるスペースを提供しています。

これらは、地域のみなさまの生活利便性の向上を目指した取組です。もちろん、店舗に来られたお客さまは無料でご利用いただけます。

企業文化を変革しエンゲージメントを向上する サステナビリティの重要性を認識し、社会的責任を果たす

取組課題の4つ目・5つ目となる、人と環境に優しいサステナブルな経営方針についてご説明します。企業を取り巻く環境変化に対応すべく、当社は企業文化の変革とエンゲージメントの向上へ取り組んでいます。

9月には、長年の拠点だった表町本社から岡山青江オフィスへの移転を実施し、快適で効率的な職場環境を整えました。「はるやま青江総本店」の4階に新たなオフィスを設けたことで、お客さまの声を迅速に商品開発に反映できる体制が整っています。

さらに、従業員一人ひとりの意見を大切にし、より良い職場作りにつなげるため、全従業員を対象にエンゲージメントサーベイを継続実施しています。毎年、調査結果をもとに全社でアクションプランを策定し、今年は昨年比で3.4ポイントのスコア向上を達成しました。新入社員をはじめ、全従業員に対して定期的な研修を実施し、持続的な成長を支援しています。

また、当社はサステナビリティの重要性を深く認識し、社会的責任を果たすべく「Wear to Fashion」というプロジェクトに参画しています。この取組では、お客さまから回収した衣料品をリサイクルし、再生繊維を活用した新たな商品の開発・展開を目指しています。これにより、資源の有効活用と環境負荷の低減を推進します。

関連会社紹介

最後に、当社の関連会社についてご説明します。競合他社との差別化のポイントとして、当社には特徴的な関連会社があります。

マンチェスは、大きいサイズのメンズアパレル専業サプライヤーです。有名ブランドとの取引など、長年培ってきた独自の商流や商品ノウハウを持っており、市場では圧倒的シェアを誇ります。また、ビッグサイズ専門のECサイト「MID」では、大きいサイズの方ならではのお悩みを解決する服やグッズを提案しています。

モリワンは、北陸地方を中心に展開しているロードサイド業態です。永年、有名ブランドの商品を多数取り扱っており、地元の百貨店として石川県・富山県で安定した売上を確保しています。

田原コンサートは、国内屈指の技術力を持つスーツ縫製工場です。世界的な有名ブランドからスーツ発注を受けており、高品質な既存品の生産はもちろん、「一針一心」の精神で縫い上げられたスーツはお客さまを虜にしています。

これらの関連会社とともに、今後もさまざまな事業展開を進めていきます。以上が、はるやまホールディングスの今期の経営戦略です。

質疑応答:本社移転と売却益について

司会者:「12月に本社の移転を予定していたと思いますが、変更なく移転するのでしょうか? また、売却益はいつ計上されますか?」というご質問です。

西山:9月に青江、11月末に岡山市内の中山下にあるNTTクレド岡山ビル10階と、それぞれの拠点に分散して本社機能の移転は完了しています。経営資源の効率的な活用及び財務体質の改善、そして従業員の労働環境の整備・改善による業務効率の向上を目的としています。売却益は2025年3月期の下期に計上する予定です。

質疑応答:「ほっとひと息ステーション」について

司会者:「『ほっとひと息ステーション』は来店のきっかけ作りのようですが、会員数の増加ペースはいかがでしょうか? 店舗数も増やすようですが、各店舗に併設するのが基本でしょうか? 最終的にはどの程度まで拡大するお考えですか?」というご質問です。

西山:「ほっとひと息ステーション」の会員数は横ばいで推移しています。ただし、サービス内容の充実に伴い会員単価が上がったことで、会費収入は前年同期比107パーセント程度で推移しています。

また、店舗の特性に合わせて併設する店舗を決定しているため、全店に併設することを基本とはしていません。展開店舗の拡大は今後も行っていきますが、最終的な展開店舗数は今後の状況を見ながら進めていこうと思っています。

配信元: ログミーファイナンス

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