ユーロの見通しは暗転、インフレが冷え込む=NY為替
きょうの市場はリスク回避的な雰囲気が広がっており、ユーロドルは戻り売りが加速している。一気に1.10ドル台半ばまで下落しており、本日1.11ドルちょうど付近に来ている21日線を下抜けている。本日は9月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が発表になっていたが、総合指数は前月比0.1%のマイナスとなっていた。コア指数も前年比で2.7%と前回からは伸びが鈍化している。
アナリストからは「ユーロ圏のインフレ低下、中東情勢の緊迫化、フランスの政治的な不安定化を背景に、ユーロの見通しは明るくない」との見解が出ている。フランスについては、財政赤字の目標達成を2年先送りすると発表された。
10月のECB理事会での利下げを裏付けるものだと指摘。「景気減速が続く中で金利を長期間に渡って抑制し続けることは、インフレを目標以下に押し下げるリスクがある」と述べている。
EUR/USD 1.1065 EUR/JPY 158.96 EUR/GBP 0.8334
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
アナリストからは「ユーロ圏のインフレ低下、中東情勢の緊迫化、フランスの政治的な不安定化を背景に、ユーロの見通しは明るくない」との見解が出ている。フランスについては、財政赤字の目標達成を2年先送りすると発表された。
10月のECB理事会での利下げを裏付けるものだと指摘。「景気減速が続く中で金利を長期間に渡って抑制し続けることは、インフレを目標以下に押し下げるリスクがある」と述べている。
EUR/USD 1.1065 EUR/JPY 158.96 EUR/GBP 0.8334
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