オーネックス、前期最終を一転赤字に下方修正

　オーネックス <5987> [東証Ｓ] が8月9日大引け後(15:30)に業績修正を発表。24年6月期の連結最終損益を従来予想の4億円の黒字→3.7億円の赤字(前の期は2.2億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1.8億円の黒字→6億円の赤字(前年同期は1.7億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　主として、金属熱処理業界において、主力取引業界である自動車関連、産業工作機械関連、建設機械関連の全体的な受注は低調に推移し、また、利益面では、エネルギー価格等の売上原価や販管費は減少したものの、売上高の落ち込みを吸収するにはいたらず、予想より下回る見込みとなりました。　親会社株主に帰属する当期純利益については2023年８月７日に開示いたしました、「（開示事項の経過）特別利益の計上に関するお知らせ」のとおり受取保険金による収益があったものの、本日（2024年８月９日）開示いたしました「減損損失の計上及び繰延税金資産の取崩しに関するお知らせ」のとおり減損損失及び法人税等調整額を計上したことにより、予想を下回る見込みとなりました。