◆ “パニック売り”炸裂… - 一時“141円台”
まさに“売りが売りを呼ぶ”といった展開…。
米経済悪化への思惑を背景にした世界的な株安は、週が明けても継続しました。
このため日経平均は“過去最大の下げ幅(△4,451円)”を記録する中、マーケットは“リスク回避一色”に包まれました。
この影響にてドル円も急落となり、一時は“141.688円”まで下値を拡大しました。
◆ “自律反発”+“巻き戻し”… - キッカケはISM非製造業
ただし昨日発表のISM非製造業景況指数は、好況/不況の境である50を“2ヶ月ぶりに上回り(51.4)”ました。
“下落往き過ぎ感”が漂う中での当該内容は“巻き戻し”を促すには十分であり、“145円手前(高値は144.906円)”へと値を戻したドル円は、本日東京タイムに入って“146.370円”へと反発するに至っています。
◆ ただ金利面では“ドル売り”がまだ…!?
こうして“パニック売り”は一服したと見られますが、“底打ち→反発”となるかはまだ微妙というのが実状といえます。
特に短期金融市場では「米9月0.50%利下げ(85%超)」「年内1.25%利下げ(0.25%で5回相当:約50%)」をすでに織り込んでいますので、金利面では逆に“ドル売り”が促されやすい地合いともいえる…?
“下落往き過ぎ”は顕著ですので、自律反発も含めて“もう一段”は十分に期待される局面とは考えますが、まだ楽観は控えておきたいところです。
すでに“いい水準まで押した”との見方は変わりませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
147.106(8/1高値後の38.2%戻し)
147.000(大台)
146.855(7/30~8/5の23.6%戻し)
146.559(8/5高値、ピボット1stレジスタンス)
146.470(7/3~8/5の23.6%戻し)
上値5:146.000(大台)
上値4:145.820(週足・一目均衡表先行スパン上限、20月移動平均線)
上値3:145.000(大台)
上値2:144.906(8/5NYタイム高値、7/30~8/5の23.6%戻し水準)
上値1:144.543(100週移動平均線、月足・一目均衡表基準線、-2σ)
前営業日終値:144.165
下値1:144.029(8/5安値後の50%押し、大台)
下値2:143.477(8/5安値後の61.8%押し、8/5NYタイム高値後の押し目)
下値3:143.000(大台)
下値4:142.793(8/5安値後の76.4%押し)
下値5:142.000(大台)
141.854(1/3安値)
141.716(ピボット1stサポート)
141.000(大台)
140.790(1/2安値、週足・一目均衡表先行スパン下限)
《11:10》
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