AIを用いた総合情報認識プラットフォーム『ABI』を開発

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最新投稿日時:2024/07/29 15:48 - 「AIを用いた総合情報認識プラットフォーム『ABI』を開発」(PR TIMES)

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AIを用いた総合情報認識プラットフォーム『ABI』を開発

配信元:PR TIMES
投稿:2024/07/29 15:48
現場情報や各システムのデータから、解釈・意味づけをして語りかける自然言語AIが、組織の気付きと行動を促す

三谷産業株式会社(本社:石川県金沢市/代表取締役社長:三谷 忠照、以下 三谷産業)の情報システム事業セグメントは、SFA(営業支援システム)やCRM(顧客関係管理)といった業務システムや空間内に設置されたセンサーなどから得られた情報・状況について、AIによる発信を通じて認知・把握できるプラットフォーム「Artificial Business Intelligence」(以下、ABI)を開発しました。人が認知・把握するにあたり、その分析は人に代わりAIがおこない、文章や音声などを通じて自動的かつ効率的に情報発信されます。ABIは、人に寄り添った回答・通知・気づきを与え、施工現場や工場における点検・保守や業務効率化、健康管理、人手不足の解消、社員エンゲージメントの向上につなげます。

■ABIの特徴・活用例
人が業務を行ったり生活したりする空間は常に多くの情報があふれています。また業務データからは経営状況や目標の達成状況も判明します。それら情報・状況をAIが分析し有用な示唆を与えてくれるのがABIです。ABIは、その空間で得られるあらゆる情報や経営状況、人の動作や表情などを意味変換(データに意味を持たせること)し、その空間においてよく挙がってきそうな興味関心ライブラリ(テーマ)をLLM(大規模言語モデル)に連携させ、適切なプロンプト(キャラクターやキーワード)を設定し自然言語で情報発信するプラットフォームです。
ABIのもつ役割のひとつに「ベテランの直感をもAIが発信してくれる」があります。ベテランが有しているノウハウは長年の経験から醸成されたものであり、その多くが業務現場において大きな助けになっています。一方でベテランの多くがシニア人材であり、またノウハウは形式知化されていないことも多いと考えられます。労働力人口が減少する時代、とくに人手不足が深刻化する業界において、もし「ベテランを模したAI」がそばにいてくれたら、きっと業務遂行の支えにもなるはずです。

[活用例1:工場設備の異常検知]
1.一部の製造機械が他の製造機械と異なる温度で運転していることをセンサーが感知
2.上記情報・状況を意味変換(ここでは「製造機械を運転する手順が手順書から逸脱した状態」)
3.工場においてよく挙がるテーマであろう「手順」「品質」「問題」をLLMに連携
4.「あなたは工場の安全保安員です。言葉づかいは丁寧です。相手に理解を促すような話し方をします」などとプロンプトを設定
5.工場のスピーカーや設備を制御するコンピューター上で、AI(安全保安員)が、たとえば「この製造機械内の温度が〇度になっています。機械を運転させる手順が誤っている可能性があります。品質問題に発展するおそれがあるため、機械を再起動し手順書どおりに始動してください」と注意を促す




[活用例2:社員のエンゲージメント向上]
1.他の社員が何度ご訪問しても進まなかった1億円の案件について受注確度が高まったため、業務システム上で商談ランク・お客さま情報・日報を更新した。この案件は入社3か月の新入社員が先輩から引き継いだもので、資料作成が苦手だが1回のご訪問でキーマンを特定しご発注を前向きにさせた
2.上記情報・状況を意味変換
3.営業部門においてよく挙がるテーマであろう「よろこび」「モチベーション」「報酬」をLLMに連携
4.「あなたは面倒見が良い営業本部長です。ワークライフバランスを大切にします。やる気を引き出すことが得意です」などとプロンプトを設定
5.社内のオフィスサイネージで「〇〇さん、入社たった3か月で大型受注まであと少し!みんな協力するから頑張れ!」と表示。またその新入社員のパソコン上でAI(営業本部長)が、たとえば「〇〇さんお疲れさま!入社3か月でこの状況は会社始まって以来の快挙で驚いたよ!資料作成は〇〇さんが得意だから遠慮なく訊ねてみて。受注できたら賞与でしっかり報いるから楽しみにしていてね」と応援する



■三谷産業では希少生物であるオニテナガエビの養殖プロジェクトに活用
三谷産業は2023年4月より、ビジネスアイデアの仮説検証を応援する探索型プロトタイピング制度を開始しています。今般、三谷産業の化学品事業セグメントでは、本制度を活用し、希少かつ生育が難しいといわれているオニテナガエビの完全閉鎖循環式による陸上養殖に関するプロトタイピングをすすめています。本プロジェクトは、漁獲量の減少に伴う水産資源へのニーズの高まりから養殖の需要が増えると考え、当社が排水処理ビジネスで培ったノウハウを応用するものです。化学肥料や人体に欠かせないミネラルの一種であるリンを養殖水槽から回収する装置の検証も実施します。「現場にいなくてもオニテナガエビが日々生育する様子を把握できる仕組みを構築したい」「単に生育するだけでは面白くない」との背景から、本プロジェクトはABIのプラットフォームを活用し、生育中のオニテナガエビに自然言語で情報発信させる工夫を持たせています。

[活用例3:生育中のオニテナガエビが話す仕組みづくり]
1.温度、湿度、騒音、光度、VOC(揮発性有機化合物)濃度などをセンサーが感知
2.センサーから取得できたあらゆるデータを意味変換
3.もしエビが話したら面白いであろうテーマなどをLLMに連携
4.「コンセプトは『会社員になったオニテナガエビ』。特技は『深いようで浅いよくわからないポエムをつぶやく』。『会社員を元気づけるキャラクターとして50字以下で出力してください。最初は”オニ~(^^♪”という挨拶から始め、語尾は”エビ”とつけるように調整してください』」などとプロンプトを設定
5.本プロジェクトメンバーとX(旧Twitter)に毎日、オニテナガエビがたとえば「オニ~(^^♪今日は心まで晴れやかになりそうな天気エビ。食事も美味しくて身体が大きくなったと思うエビ」と話す



ABIは以上のような例だけでなく、生産設備の稼働データをリアルタイムで取得し分析結果の発信、製造現場における設備故障を抑止するための予兆検知にかかる発信、営業支援システムや職場環境との連携など、ビジネスシーンへの活用やコミュニケーションの向上に寄与します。また、三谷産業グループ内では毎日のようにABIの活用アイデアが生まれています。今後、お客さま向けに開発しご提供する予定ですので、あらゆる情報・状況についてデジタルに認知・把握してみたい方はお問い合わせください。

(補足情報)
生育中のオニテナガエビが話すX(旧Twitter)アカウント https://x.com/ebitani07



【三谷産業グループについて】https://www.mitani.co.jp/
石川県金沢市で創業して96年、ベトナムで創業して30年の複合商社です。北陸、首都圏、ベトナムを拠点に、化学品/情報システム/樹脂・エレクトロニクス/空調設備工事/住宅設備機器/エネルギーの6セグメントで事業を展開しています。商社でありながら、時にメーカーとして、また時にコンサルタントとして、お客さまにとっての最適を追求するとともに、「創業90年を越えるベンチャー企業」として更なる進化へと挑戦しています。
2024年3月期:連結売上高 95,857百万円/連結従業員数 3,569名
配信元: PR TIMES

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