システム ディ Research Memo(6):山口県、岩手県の県全域の小・中学校に校務支援システムを導入(1)

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最新投稿日時:2024/07/23 13:06 - 「システム ディ Research Memo(6):山口県、岩手県の県全域の小・中学校に校務支援システムを導入(1)」(フィスコ)

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システム ディ Research Memo(6):山口県、岩手県の県全域の小・中学校に校務支援システムを導入(1)

配信元:フィスコ
投稿:2024/07/23 13:06
*13:06JST システム ディ Research Memo(6):山口県、岩手県の県全域の小・中学校に校務支援システムを導入(1) ■システム ディ<3804>の業績動向

2. 事業部門別動向
(1) 学園ソリューション事業
学園ソリューション事業では、学園運営をトータルに支援する学園情報統合管理システム「Campus Plan」を提供している。学校運営を支える情報システムは、学務系(対学生・生徒業務)と法人系(学校法人の内部管理業務)の大きく2系統に分けられるが、「Campus Plan」はこれらの業務をトータルで支援するソフトウェアとなっていることが特長であり、強みである。対象は国公立大学と私立学校法人(大学・短期大学・高校・専門学校等)向けで、同社の製品は全国の国公私立大学(短大含む)1,113校のうち約350校に導入され、業界トップクラスのシェアを確立している※。大学以外にも私立の専門学校や高校で導入が進んでおり、2024年4月末の累計導入学園数は前年同期比13校増の1,034校となった(現役ユーザー数は531校)。

※競合は日本システム技術<4323>で、導入実績は2024年3月末で447校。2024年3月期売上高で4,150百万円。


2024年10月期第2四半期累計の売上高は、前年同期比2.0%減の708百万円となった。比較的規模の小さい案件が多かったため、売上高は若干の減収となったが、次世代学園総合情報システム「Campus Plan Smart」を含めて客先への導入は計画どおりに進んだ。学園ソリューションに関しては、コロナ禍で大学のシステム投資が先送りされる傾向にあったため伸び悩んでいたが、コロナ禍が収束したことに加えて前期にGoogle Cloud上で構築した高知大学向け「Campus Plan」の稼働実績が評価されたこと、生成AIを活用した機能に開発着手したこともあり、学務系システムを中心に新規受注案件が増加傾向にあり、今後の売上拡大に期待が持てる状況となっている。

(2) ウェルネスソリューション事業
ウェルネスソリューション事業では、フィットネスクラブ・スポーツ施設向け会員管理システム「Hello EX」、アミューズメント施設向け運営管理システム「Hello Fun」に加えて、2020年11月にリリースしたクラウド型会員管理システム「Smart Hello」、2022年11月にリリースしたクラウド型チケット管理システム「Smart Helloチケット」等を展開している。同事業については、情報機器や入退場ゲート等のハードウェア製品を含めて販売するケースがあるため、売上総利益率は他の事業と比較して相対的に低くなる傾向にある。

2024年4月末の累計顧客数は前年同期比148施設増の1,545施設となった(現役ユーザー数は819施設)。会員管理システムの競合大手としては(株)hacomono(導入実績約6,000施設)や(株)ネスティ(同2,200施設以上)などが挙げられ、アミューズメント施設向け運営管理システムでは(株)グッドフェローズ(同350施設以上)が挙げられる。

2024年10月期第2四半期累計の売上高は、前年同期比5.9%減の358百万円となった。前年同期の売上増に寄与した主要顧客向け情報端末の更新需要が一巡し影響により減収となった。ただ、新規出店が相次ぐ24時間ジムやゴルフスクール等の小規模フィットネス施設、会費制スクール等をターゲットに提供している「Smart Hello」の引き合いが好調で、第2四半期累計では新たに105施設に導入され(累計419施設)、ストック売上の積み上げに貢献した。運営に必要な機能が月額料金1~4万円と低廉な料金で利用できるコストパフォーマンスの高さが評価されているようだ。

一方、「Smart Helloチケット」は初期導入費用(ハードウェア費用除く)が無料で、Webチケット販売やモバイル着券機能を備えているため施設の省人化・無人化が実現可能なこと、クラウドサービスでの提供により、常に最新の機能が利用できることなどが特長となっている。料金プランは機能により3プラン(月額3万円、6万円、10万円)※を用意しており、小規模から大規模施設まで幅広いアミューズメント施設への導入を見込んでいる。当第2四半期累計では期ズレが発生したこともあり新規導入実績は1施設に留まったが、受注案件は増加しており下期以降の巻き返しが期待される。

※スモールプラン(月額3万円)は窓口発券、Webチケット販売、プレイガイド連携、モバイル着券、決済端末連携機能が利用可。ライトプラン(月額6万円)は追加機能として、自動釣銭機連携、セルフ発券、年間パスポート、団体予約機能を付加。スタンダードプラン(月額10万円)はさらに、団体予約Web申込、スマートフォンアプリ、商品管理、ゲート連携、券売機連携機能を付加。各プランとも電話サポートあり(月額1万円)。別途、オンプレミス・カスタマイズ対応可。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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配信元: フィスコ

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