「自社株買い・増配見通し・株式分割」のトリプルコンボ
14日大引け後に発表した決算を皮切りにマドを開けてのリバウンド上昇を見せている。
24年3月期の売上高は前期比5.5%減、最終利益は前期比4.7%減となったが、同時に前期は85円だった年間配当が今期は株式分割前のベースで100円を予想しており実質増配となる見通しと発表。
更に5月15日から来年5月14日までの間に自己株式を除く発行済み株式総数の2.46%に当たる取得総数3000万株・取得総額2500億円を上限とする自社株買いの実施、9月30日を基準日として10月1日付で1株を5株に分割することも発表したことが好感された模様。
更に加えて米CNBCが、 ソニーグループのソニー・ピクチャーズエンタテインメントが、米メディア大手パラマウント・グローバルの買収計画を再考していると報じている。
今月はじめにロイターが、ソニー傘下のソニー・ピクチャーズエンタテインメントと米国のプライベートエクイティ投資会社のアポロ・グローバル・マネジメントが、米パラマウント・グローバルに対し共同買収を提案していると伝えており、過去にソニーがコロンビア映画を買収した際に巨大赤字を計上したこともあってか巨額買収に伴う財務負担増への懸念が先行する展開から株価が大幅下落となっていたが、投資家のマインドも好転し、共同買収によってソニーの費用負担への懸念が後退したとの受け止めが広がったようだ。
ここから再度2000年の高値16950円に向かって上昇するにあたり今回の「自社株買い・増配見通し・株式分割」のトリプルコンボ発表は良い燃料となるに違いない。
関連銘柄
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