<注目銘柄>=大栄環境、参入障壁が高い施設保有が強み
大栄環境<9336.T>は、業績拡大期待を背景に、3月1日につけた年初来高値2874円更新から更なる上値を目指しそうだ。
同社は、産業・一般廃棄物の収集運搬、中間処理、最終処分をワンストップで提供する国内最大級規模の廃棄物処理業者。特に最終処分場や焼却施設といった参入障壁が高い施設群を有しているのが強みで、24年3月期時点で全国の自治体の約26%となる467自治体と取引がある。
5月13日に発表した24年3月期決算は、営業利益が197億1400万円(前の期比18.6%増)となった。インフラ開発案件に伴う廃棄物処理需要を獲得したことや三木バイオマスファクトリーが昨年10月に本格稼働したこと、更にパートナー企業や自治体との廃プラスチック資源循環システムの構築に注力したことなどにより廃棄物の受入量が拡大。また、内製化によるコスト削減を進めたことも寄与した。
今後も強みである最終処分場や焼却施設といった施設を有することに加えて、M&Aや処理能力の拡張を行うことで高い業績成長が期待できる。また、公民連携(PPP)を通じた取引自治体数の拡大も見込まれる。足もとで老朽化などによる自治体施設トラブルの発生により、一時的な処理受託が増加していることなどもプラスに働こう。会社側では25年3月期営業利益205億円(前期比4.0%増)を見込むが、230億円強を見込む調査機関もある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社は、産業・一般廃棄物の収集運搬、中間処理、最終処分をワンストップで提供する国内最大級規模の廃棄物処理業者。特に最終処分場や焼却施設といった参入障壁が高い施設群を有しているのが強みで、24年3月期時点で全国の自治体の約26%となる467自治体と取引がある。
5月13日に発表した24年3月期決算は、営業利益が197億1400万円(前の期比18.6%増)となった。インフラ開発案件に伴う廃棄物処理需要を獲得したことや三木バイオマスファクトリーが昨年10月に本格稼働したこと、更にパートナー企業や自治体との廃プラスチック資源循環システムの構築に注力したことなどにより廃棄物の受入量が拡大。また、内製化によるコスト削減を進めたことも寄与した。
今後も強みである最終処分場や焼却施設といった施設を有することに加えて、M&Aや処理能力の拡張を行うことで高い業績成長が期待できる。また、公民連携(PPP)を通じた取引自治体数の拡大も見込まれる。足もとで老朽化などによる自治体施設トラブルの発生により、一時的な処理受託が増加していることなどもプラスに働こう。会社側では25年3月期営業利益205億円(前期比4.0%増)を見込むが、230億円強を見込む調査機関もある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
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