【IRアナリストレポート】カーブスホールディングス(7085)

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最新投稿日時:2024/05/02 10:37 - 「【IRアナリストレポート】カーブスホールディングス(7085)」(みんかぶ株式コラム)

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【IRアナリストレポート】カーブスホールディングス(7085)

著者:鈴木 行生
投稿:2024/05/02 10:37

~女性専用サービスで圧倒的な違いを作り、高付加価値化も推進~

【ポイント】
・今2024年8月期の2Q累計(上期)は好調であった。昨年12月の会員向け物販キャンペーンで、新プロテインに加えて、定期購入の新商品を投入した。会員増に物販の効果もあり、業績計画は上方修正された。順調な回復が続き、営業利益で50億円(前年度比+30%)、来期は同60億円と、6年ぶりにコロナ前のピーク利益を更新しよう。

・会員数の回復に向けたマーケティングが成果を上げている。ポストコロナで、シニア層の動きにもよい変化が出ている。また、会員獲得のマーケティング費用の効率化も進んでいる。今下期は、会員獲得のためのマーティングに一段と力を入れる。

・従来のシニア層(65歳以上)に加えて、当社でいうヤング層(50~64歳)の増加がウエイトを高めている。業界では、エニタイムフィットネスやちょこざっぷが店舗と会員を増やしているが、客層が全く異なるので影響は出ていない。インストラクター付という点もシニア層には向いている。

・オンラインの「おうちでカーブス」は、オンラインとリアルのダブル会員がニーズに合っていると判断し、既存会員のダブル会員化に力を入れている。現在、オンライン会員約6万人のうちWプラン会員は約4万人である。

・メンズ・カーブスは、2022年に東北大学のキャンパス内に出店し、スマート・エイジングの共同研究も行っている。今年2月末で17店、今後も着実な出店が続こう。

・出退店も見直しが進み、純増に転じた。過去のピークは2020年8月期の2020店であったが、いずれ抜いてこよう。メンズ・カーブスも加わってくる。海外では、欧州でFC拡大に向けて、新しいビジネスモデルのトライアルが始まっている。

・国内の会員数を中長期的に100万人以上に拡大することができよう。会員向けのプロテインやヤング向け定期購入型新商品の販売も好調である。売上高営業利益率をコロナ前の水準(18~19%)に戻す方針で、早晩視野に入ってこよう。パイはかなり大きくなるので、成長は十分期待できる。会員数と業績の拡大ピッチに注目したい。

目次
1.特色 女性専用フィットネスがキャッシュカウ
2.強み 米国カーブス総本部の買収後、スピンオフで分離独立
3.中期経営方針 ハイブリットなビジネスモデルへ
4.当面の業績 会員数の回復が進展、物販も順調
5.企業評価 新たな会員の獲得に向けて

カーブスホールディングス <7085>
企業レーティング
株価
(2024年5月1日)
738円
時価総額 693億円
(93.857百万株)
PBR 4.24倍
ROE 19.4%
PER 21.9倍
配当利回り 1.6%
総資産 38035百万円
純資産 16035百万円
自己資本比率 42.2%
BPS 174.2円
(百万円、円)
決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 EPS 配当
2018.8 27937 5095 5293 3488 37.4 32.0
2019.8 28036 5436 5242 3706 39.5 31.8
2020.8 25082 1167 1165 764 8.7 5.0
2021.8 24681 1622 1716 1129 12.0 5.0
2022.8 27509 2742 3311 2247 24.2 7.0
2023.8 30022 3851 3841 2551 27.7 10.0
2024.8(予) 35000 5000 5000 3100 33.7 12.0
2025.8(予) 37000 6000 6000 3800 41.3 14.0

(2024.2ベース)

(注)ROE、PER、配当利回りは直近予想ベース。2020年2月末にコシダカHDよりスピンオフし、3月2日に上場。2019.8期以前のEPS、配当は修正ベース。2020.8期の配当は、上場記念配2.0円を含む。(予)はアナリスト予想。
 
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。

レポート全文はこちらから
https://www.belletk.com/ka%2dbusu202405.pdf

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配信元: みんかぶ株式コラム

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