エスエルディー、上場以来最高益を達成 来期はIPコンテンツ活用を加速化させ、コラボカフェやブランド出店を計画
目次
有村譲氏:株式会社エスエルディー代表取締役社長の有村譲でございます。本日は、会社概要、事業の状況、2024年2月期決算説明をさせていただき、その後、今後の取り組みをお伝えしてまいります。
会社概要
まずは会社概要となります。創業は2004年、IPOは2015年となります。期末においての従業員数は、社員数144名、アルバイト801名となっております。
事業内容
主な事業は大きく2つとなります。「kawara CAFE&DINING」中心に全国7都市11ブランドを展開している飲食サービス、他社さまの店舗の開業支援をはじめ、店舗プロデュースを中心に、定期的にIPコンテンツを入れ替えてコンテンツに合わせたサービスを提供しているコラボレーションカフェを実施しているコンテンツ企画サービスの2つを柱に事業をしております。
今期において、セグメント別の売上構成比は、飲食サービスにおいては70.6パーセント、コンテンツ企画サービスにおいては29.4パーセントとなりました。
決算サマリー
続いて、決算概況となります。飲食サービスにおいては、2023年5月に新型コロナウィルスが5類に分類され、人流制限も解放された影響と合わせ、出店立地、客層、トレンドに合わせた店舗運営に加えて、「『食』×『コンテンツ』」をテーマに掲げ、アニメ、音楽アーティスト、キャラクターなどの優良のコンテンツとのコラボレーションを実施したことにより、多くのお客さまにご来店いただいた結果、前年度比12.7パーセント増の25億2,900万円となりました。
コンテンツ企画サービスにおいては、既存運営受託店舗の好調と合わせ、当該事業年度において2件の新規運営業務受託を締結することにより、前年度比24.5パーセント増の10億5,300万円となりました。
合わせて、売上高は前年度比16パーセント増の35億8,500万円、営業利益は1億3,300万円の上場以来最高益を更新しました。
損益計算書(P/L)
経常利益においては、1億3,800万円、当期純利益においては、最近の業績動向及び今後の見通しを踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について検討した結果、繰延税金資産を計上し、発生した法人税等調整額(「△」は利益)をマイナス5,400万円計上した結果、1億7,700万円となりました。
売上高・営業利益の四半期推移
売上高・営業利益の四半期推移においては、前途しておりますが、2023年5月に新型コロナウィルスの5類への分類と合わせ、各サービスの取り組みの成果により、各四半期において売上好調により、黒字となりました。
売上高・営業利益の増減要因
売上高の増減要因については、飲食サービスは、不採算店舗5店舗を退店しておりますが、営業施策の成果により、2億8,600万円増加しております。
コンテンツ企画サービスにおいては、既存運営受託店舗の集客好調の影響による、売上歩率受託費の増加と新規の運営受託店舗2店舗の契約締結により、2億800万円増加しております。
各サービスにおいて、好調に売上が推移した結果、営業利益面において、黒字化を達成しております。
セグメント別状況
続いて、セグメント別の状況となります。飲食サービスにおいては、2023年5月に新型コロナウィルスが5類に分類され、人流制限も解放された影響と合わせ、出店立地、客層、トレンドに合わせた店舗運営に加えて、「『食』×『コンテンツ』」をテーマに掲げ、アニメ、音楽アーティスト、キャラクターなどの優良のコンテンツとのコラボレーションを実施したことにより、多くのお客さまにご来店いただいた結果、前年度比12.7パーセント増の25億2,900万円となりました。
コンテンツ企画サービスにおいては、既存運営受託店舗の好調と合わせ、当該事業年度において2件の新規運営業務受託を締結することにより、前年度比24.5パーセント増の10億5,300万円となりました。
合わせて、売上高は前年度比16パーセント増の35億8,500万円、営業利益は1億3,300万円の上場以来最高益を更新しました。
キャッシュフロー
キャッシュフローに関しては、当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末と比較して1,700万円減少し、3億2,100万円となりました。
営業活動の結果獲得した資金は1,400万円となりました。これは主に、預り金の減少額4,800万円、未払費用の減少額4,500万円等を計上したものの、税引前当期純利益1億2,700万円を計上したこと等によるものであります。
投資活動の結果獲得した資金は「0百万円」となりました。これは主に、有形及び無形固定資産の取得による支出1,600万円等を計上したものの、敷金及び保証金の回収による収入2,500万円等を計上したこと等によるものであります。
財務活動の結果使用した資金は3,300万円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出1億700万円等を計上したことによるものであります。
貸借対照表(B/S)
BSについては、期初と大きく変動はなく、記載の数字となりました。
業績予想
続いて、2025年2月期通期の業績予想となります。記載の通り、売上高36億円、営業利益1億5,100万円、経常利益1億5,100万円、当期純利益1億4,100万円を予想しております。
売上においては、今期不採算店舗5店舗の退店の影響による減収を、既存店のさらなる成長及びIPコンテンツを活用する取り組みを加速、新規の運営受託獲得を進めて増収を目指します。
また、営業利益においても、既存店の収益改善を進めると共に、グループシナジーを活かして、販管費を抑制することで、事業の収益性を高め、その結果増益を予想しております。
今後の取り組み
最後に、今後の取り組みと今期のトピックスをお伝えいたします。
飲食サービスにおいては、引き続き、IPコンテンツを活用した取り組みを加速してまいります。具体的には、弊社が出店している商業施設で開催されるイベントと連動した内容で企画するコラボレーションカフェを実施することにより、施設と店舗で連動した集客施策を図ってまいります。
また、IPコンテンツを活用する取り組みを加速するため、新たに企画に特化した組織を新設しております。
飲食サービスにおいては、コロナ禍を経て磨き上げたブランドの出店を計画をしており、新たな成長を進めてまいります。
プロデュースの領域においては、既存運営受託元との信頼関係を今以上に築き、新たな取り組みを加速させ事業の成長を進めます。
トピックス
最後に、今期のトピックスをお伝えします。飲食サービスにおいては、既存店はコロナ禍前の売上高を越えることができました。
主なトピックスとしては、立地及びコンテンツにマッチした店舗において、期間限定でのコラボレーションカフェのイベントを実施したことにより、トップラインの向上に成功いたしました。その結果、本社費配布前の店舗営業利益において、前期比改善率12.2パーセントとなりました。
コンテンツ企画サービスにおいては、一定の期間毎にコンテンツを入れ替えるモデルのコラボレーションカフェを積極的に実施することにより、増収に成功いたしました。
また、プロデュースの領域においては、新規で2件の運営業務受託の開始により持続的に成長をしております。
結果、今期において上場以来の最高益を更新することができました。以上、私から決算概要のご説明とさせていただきます。
関連銘柄
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