飯田ＧＨＤ、前期最終を56％下方修正

　飯田グループホールディングス <3291> [東証Ｐ] が4月8日大引け後(16:30)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期の連結最終利益を従来予想の700億円→310億円(前の期は755億円)に55.7％下方修正し、減益率が7.4％減→59.0％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の453億円→63億円(前年同期は221億円)に86.1％減額し、一転して71.6％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2024年３月期第３四半期以降、地方エリアを中心として分譲戸建住宅の需要が冷え込み、市中在庫が過剰な状態が続いておりました。当社グループは、事業環境の変化に備え、適正な在庫保有水準を維持することを優先し、販売価格の調整により完成在庫を中心に早期販売を行いました。このため、期初に計画していた売上総利益率を下回り、前回発表の業績予想を下回ることが見込まれるため、修正を行うものであります。なお、2024年３月期期末配当予想に変更はありません。（注）実際の業績は、今後の様々な要因の変化によって当連結業績予想と乖離する可能性があります。