豊田織、今期売上を6％上方修正・最高予想を上乗せ

　豊田自動織機 <6201> [東証Ｐ] が3月29日大引け後(15:00)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期の連結売上高を従来予想の3兆6000億円→3兆8000億円(前期は3兆3798億円)に5.6％上方修正し、増収率が6.5％増→12.4％増に拡大し、従来の3期連続での過去最高予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結売上高も従来予想の1兆7625億円→1兆9625億円(前年同期は1兆7773億円)に11.3％増額し、一転して10.4％増収計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、想定を上回る円安に加え、産業車両セグメント、自動車セグメントにおいて、高水準の生産、販売が継続していることにより、増加を見込んでおります。各段階利益につきましては、売上増が寄与するものの、エンジン認証問題による影響(エンジン出荷停止に伴う納入先・仕入先等への補償)を反映し、据え置いております。なお、今回の業績予想の修正に伴う配当予想の変更はございません。※ 上記業績予想は、現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績は、経済情勢・為替相場の変動等の不確実性により、変更される可能性があります。