三洋化、今期最終を一転赤字に下方修正

　三洋化成工業 <4471> [東証Ｐ] が3月25日午前(11:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結最終損益を従来予想の50億円の黒字→75億円の赤字(前期は56.8億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結経常利益は従来予想の65億円→95億円(前期は99.1億円)に46.2％上方修正し、減益率が34.5％減→4.2％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の6億円の黒字→118億円の赤字(前年同期は9.6億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　連結累計期間の売上高および営業利益につきましては概ね想定通りに推移しましたが、経常利益は円安による為替差益の発生により前回公表値を３０億円程度上回る見込みです。　また、親会社株主に帰属する当期純利益は、第3四半期累計期間に計上した子会社における減損損失３０億円や本日開示いたしました子会社の事業撤退に係る特別損失１２０億円の計上等により、前回公表値を １２５億円程度下回る見込みです。　なお、今回の業績予想の修正に伴う配当予想の変更はございません。＊上記の業績予想につきましては、本資料の発表日現在に入手可能な情報に基づき作成したものであり、　　実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる結果となる可能性があります。