京急、今期最終を3.8倍上方修正・7期ぶり最高益更新へ

　京浜急行電鉄 <9006> [東証Ｐ] が3月22日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結最終利益を従来予想の220億円→840億円(前期は158億円)に3.8倍上方修正し、増益率が39.1％増→5.3倍に拡大し、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の127億円→747億円(前年同期は32.8億円)に5.8倍増額し、増益率が3.9倍→23倍に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2024年３月期の通期連結業績予想について，政策保有株式の売却による投資有価証券売却益の増加，東京都港区高輪３丁目土地の一部譲渡による固定資産売却益の増加および退職給付信託返還益を特別利益として見込むことなどにより，経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益を上方修正しております。2024年３月期の通期個別業績予想について，不動産分譲地の売却時期のずれなどにより営業収益は下方修正，鉄道事業における電気動力費の減少などにより営業利益は上方修正しております。また，上記連結業績予想と同様の理由から，経常利益および当期純利益を上方修正しております。東京都港区高輪３丁目土地の一部譲渡による固定資産売却益の増加の詳細については，本日公表の「品川駅西口地区（高輪３丁目地区）における固定資産の譲渡および取得に関するお知らせ」をご覧ください。上記の業績予想は，本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり，実際の業績は，今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。