雪印メグ、今期最終を57％上方修正・8期ぶり最高益、配当も20円増額

　雪印メグミルク <2270> [東証Ｐ] が3月13日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結最終利益を従来予想の122億円→191億円(前期は91.2億円)に56.6％上方修正し、増益率が33.6％増→2.1倍に拡大し、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の45億円→114億円(前年同期は68.2億円)に2.5倍増額し、一転して67.0％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の60円→80円(前期は60円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　投資有価証券売却益計上に伴い、親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を上回ることとなったため。

　当社は、利益創出による財務の健全性の維持、キャッシュを創出する基盤インフラおよび成長への投資による資本効率の向上、ならびに株主への利益還元の充実を図っていくことを利益配分の基本方針としております。配当につきましては、連結業績や財務状況等を総合的に勘案し、配当性向30%以上を目標とした安定的な配当の継続に努めてまいります。上記の方針に基づき、当期の配当につきましては、当初予定の１株当たり60円から20円増配を行い、１株当たりの80円にすることといたしました。